今日は、「2024年の抱負」として重要テーマである資産運用の整理についてご報告したいと思います。

私と資産運用

  • 株式投資の長い歴史と失敗経験

本日、日経平均がおよそ34年ぶりに3万7000円台でバブル後高値を更新したというニュースに接しました。

私の株式投資歴もブランクを含めてほぼ同じ長さで、感慨深いものがあります。
ただ、初心者らしい失敗をし、その後のバブル崩壊時には株は持っていませんでした。当時、周囲の資産家で株式につぎ込んでいた方は悲惨な有様になっていましたね。
 

そんなこんなで株式投資は控えていましたが、20年前から少し開始しました。その後、リーマンショックにぶち当たり、この時は相当悲惨な思いをしました。リーマンの時の底割れは思い出してもすさまじく、どんな優秀な投資家も辛酸を舐めているのを見て、投資は計算どおりに行かないものだと思いました。

 

もう何があっても驚きませんね。

その後、またそろそろと投資を開始したのですが、時間もないため、及び腰かつ場当たり的でほめられたものではありませんでした。それでも投資を長く続けることは「一難を隠す」素晴らしさで、トータルで損失にはなっていません。

  • 長期投資の重要性

50代という遅いタイミングで、人生の資産形成には「長期投資」「時間を味方につけること」が重要だとつくづく感じています。

 

コツコツ積立が一番ではないでしょうか。

 

この点、私は大失敗をしています。10年以上前に人に聞いて積立型のファンドと契約したのですが、一向に成果が上がらず、放置のままでした。損失にはなっていなかったのですが、気になり、昨年調べたところ、高い手数料率と恐ろしい評価しか見当たりません。

 

解約しようにも多額の赤字になるという代物であることに直面し、困り果て、相当の時間をかけて調べて担当会社を変える荒療治に出ました。

結果として、納得できる内容にはなり、不安はなくなりましたが、失った時間と、得られたであろう収益は取り戻せないですね。
 

資産運用の整理を開始

昨年から今年にかけて、「人がいいと言ったから」とか「何となく良さそう」という理由で保有したものは整理しつつあります。

 

1.悪化傾向で見切り

①中国株
リーマンショック後に購入して放置していた中国株を売却しました。
これはもっと早く売るべきでした。よもや中国経済がここまで希望のない状況になるとは・・・
中国株が下落しても不死鳥のようによみがえったのは昔のことのようです。

これと同様に、かつてのGE株でも大きく損失を被りました。
大好きな社風で配当狙いに絶対安全と思っていたのですが、業績も株価も戻ることはなかったですね。

アメリカを代表する企業であり、ビジネススクールで経営モデルになるようなあのGEが凋落の日を迎えるとは信じられませんでした。

これらは「絶対」ということはないという象徴です。

2.根拠ない保有株

①JPモルガン・チェース株
アメリカ株式もバラバラと購入していました。

 

J.P. MorganはCEOのジェイミー・ダイモンがウォール街を代表するバンカーで、新聞紙上で見かける彼の発言内容が信頼できそうだったのと、アメリカの市中で見かけるJ.P. Morgan傘下のチェース銀行のブランドに憧れを持ち、何とかなりそうとあまり深く考えず購入しました。

しばらくかなりな低迷をさまよい(どうして株は買うと、とたんに下がるのでしょうね?)放置していました。
ここのところ、評価益が出るようになりました。昨年ジェイミー・ダイモンがかなりの持株を売却したというニュースに接し、売却するには良いタイミングと判断しました。持っている理由が見えないのであれば、何かあった時に決断できないと思ったからです。

②環境戦略投信
これは証券会社の担当者に子供の大学出願時に必要な書類作りで特別対応をしてもらったため、お勧めされたものを購入したものです。これまた根拠がありませんでした。
それでも評価益は出るようになりましたが、手数料や投資対象銘柄を考えると合理性はなさそうですので、売却しました

③(人がいいと言ったから購入した)日本株銘柄
信頼する人が昔、技術が素晴らしい、と言っていたので何となく購入後、長らく評価損状態に。その後、評価益が出るも、自分で判断材料もわからないことを感じ、思い切って売却

ピーター・リンチの投資術
この背景として、マンガでわかるピーター・リンチの投資術を参考にしています。


振返ってみると、自分が一点でもいいということがわかる銘柄は、一足早く買い、多少何かあっても我慢して、人より遅くまで持ちこたえられます。その我慢が差を生み、株価の乱高下を堪えうるのです。

 

さらに、「我慢」でなくて「忘れていること」も同じ効果がある場合があると感じつつあります。

これまでは保有銘柄が細かく分散しすぎて、メンテもできませんでした。ピーター・リンチは「5銘柄以内」を推奨しています。せいぜい8~12銘柄が管理の限界だとか。

また、自分で推奨理由が明快に言えるものにすべき、とも言われています。

 

  • 再投資

今年は忙しいので個別株売買はする予定はありません。

完璧は無理ですが、できるだけ整理して、長期的に保有できて必要ならまとめて売却できるように日本株のインデックス型のEFTなどに置き換えました。
一点豪華主義でインド株のETFは購入しました。

倹約について
最後に、資産運用も大事ですが、倹約も心がけなくてはと思っています。
ここ数年、先行投資感覚モードだったのですが、やっぱり、貯蓄の基本は「お金を使わないこと」だと改めて思いました。
これが私にはなかなか難しかったのですが、亡き父が倹約家だったことを思い出し、マインドを変えています。

とりあえず、以前から実行している以下のことを強化中です。
家計簿をつけること
外食をしないこと 

 

このブログを書くことはおうち時間が増えて、倹約になるような気もしております!