日本の国会を見ても分かるように

タブレット持ち込みを拒否するなど

IT化すら嫌悪するような議員が多くいる状態で

AIなど推進できるはずもない

 

国会質問時に数枚パネル用意して回覧しているシーン見かけるが

あまりにもアナログ過ぎて・・・

民間の会社では有り得ない行動なのですけどねぇ

昭和でもOHPくらい使っていたけどねぇ

 

まぁ・・・

そんな議員を選んでいるのは

日本国民なのだから致し方は無い

 

将来の国力決める「AI教育・研究」上位100大学に日本は1校だけ、製造業大国の転換遅れる日独仏韓

8/23(土) 6:31配信

● 世界のAIトップ大学ランキング 1位はMIT、約3分の1が米英

 イギリスの高等教育評価機関であるクアクアレリ・シモンズ社(以下QS)が2025年6月19日に公表した大学の世界ランキングには、「データサイエンスとAI」という分野のランキングが掲載されている(注)。

 これによると、世界第1位は、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)だ。以下、第2位カーネギー・メロン大学、第3位オックスフォード大学、第4位カリフォルニア大学バークレー校、第5位南洋理工大学(シンガポール)、第6位ハーバード大学、第7位シンガポール国立大学、第8位ETH(スイス連邦工科大学チューリッヒ校)、第9位エール大学、第10位トロント大学となっている。

 第50位までには、アメリカの大学が16校、イギリスの大学が5校ある。上位100位までを見ると、アメリカが23校、イギリスが12校だ。これらを合計すると35校となり、全体の3分の1以上を占める。

 このように国別で見ると、アメリカとイギリスの比重が極めて高い。

 製造業中心時代の大国であったドイツ、フランス、韓国、日本の大学の比率が極めて低い。ドイツ、韓国は上位100校中に1校も入っておらず、日本は上位50校にはゼロ、上位100校中に辛うじて東京大学が入るだけだ。

 製造業中心の産業構造から新しい時代の産業構造に転換しつつあるなかで、大学など高等教育機関のAI教育・研究の充実度の差を如実に示すものだ。

 このままでは将来の日本のAI力や経済力は大きく立ち遅れる。

● 牽引する3つのグループ 製造業の時代とは違う構造

 QSの調査で注目されるのは、アメリカやイギリスのほかに、ランキング内で香港やシンガポールの大学の比重が高いことだ。上位50校中でシンガポールが5校、香港が2校となっている。これは人口における比率と比べると、著しく高い比率だ。

 また、カナダ(上位100校に5校)、オーストラリア(同7校)の比率もかなり高い。

 こうした姿は、製造業を中心にしていた時代の産業構造のイメージとはかなり違う。製造業時代における大国のヨーロッパ大陸諸国や日本、韓国は、AI分野の教育・研究で立ち遅れていることが分かる。

 教育や研究でAI分野を牽引している国・地域として、次の3つのグループがある。

 第一はアメリカとイギリスだ。

 イギリスは産業革命を実現した国であり、アメリカはそれを引き継いで、製造業の時代に世界を牽引した大国だ。だがこれらの国は、いまや製造業中心の産業構造からITや金融に象徴される新しい時代の産業構造に転換している。QSの調査でもそのことが分かる。

 第二は中国だ。中国は製造業の産業革命を1980年代に実現し、「世界の工場」となったが、その後さらに教育・研究制度を充実し、AIを中心とする産業構造への転換を行おうとしていると評価することができる。

 第三は香港とシンガポール、そしてオーストラリアとカナダだ。これらの国・地域は、製造業の時代でも経済成長したが、さらに新しい形態の経済に向かって進化しつつあることが分かる。

● 日本や欧州は大学改革が必要 トランプ関税は産業構造転換の障害

 アメリカやイギリス、シンガポールなどの国・地域がAIの時代に向けて大学の教育・研究活動を充実させているのに対して、日本や韓国、ヨーロッパ大陸諸国は、この分野での教育・研究体制の充実が遅れていると考えられる。製造業中心の経済構造や価値観から脱却できていないのではないだろうか。

 現在のままの大学教育・研究が続くとすれば、これらの国は来るべきAIの時代に大きく後れを取ることになるだろう。したがって、これらの国では大学におけるAIの教育・教育の充実は、緊急の課題だ。

 

 なおこれに関して、現在、トランプ政権が進めている関税政策は時代の流れに逆行していることを指摘したい。「MAGA(アメリカを再び偉大に)」を掲げるトランプ大統領は、関税をかけることによって、輸入品の流入を阻止する一方、海外に展開した生産拠点を回帰させることで自動車産業や鉄鋼産業などのアメリカの製造業を再生しようとしている。

 しかしアメリカの将来を決めるのは、このような産業ではなくAIといっていい。その分野の発展のために、トランプ政策はかえって障害になるだろう。

 アメリカはすでにAIを中心として、新しい方向での経済成長を実現しつつある。かつての製造業の中心地、ラストベルトもそれによって復活している。QSランキングで世界第2位のカーネギー・メロン大学の本部は、ラストベルトの中心地ピッツバーグにある。

● U.S.News調査では中国が断トツ 日本の大学は上位100位に入らず

 中国のAI研究・教育については、今年3月の本コラム『AI「トップ100大学」中国49校で日本は”ゼロ“、在米トップ研究者の半数も中国出身者』(3月6日付)で、U.S.Newsによる調査(2024年6月)を基に、AI分野での世界大学ランキングを紹介した。

 その調査では、上位100位の大学のうち、実に49校が中国の大学という驚くべき結果だった。

 上位10校も、第1位が清華大学、第3位が中国科学技術大学など、半分を占めている

 AI分野ではアメリカが強いと一般に考えられているが、U.S.Newsの調査では上位10校にアメリカの大学は登場しない。上位10校は全てアジア・オセアニア地域の大学だ。

 この結果は、QSのランキングとはかなり違う。特に大きな違いは、U.S.Newsでは中国大学の比率が極めて高くなっているが、QSでは、アメリカの大学の比率が高いことだ。

 違いの原因として考えられるのは、第一にU.S.NewsはAIだけを集計しているのに対して、QSはデータサイエンスも含めていることだ。AIとデータサイエンスは重なり合う部分があるものの、厳密には同じではない。中国がAIでは優れているが、データサイエンスで遅れているという可能性は否定できない。

 第二は、大学を評価する基準が2つの調査で違う可能性である。このどちらが違いの原因なのかはよく分からない。U.S.Newsは25年6月17日に新しいランキングを発表したが、ここにもアメリカの大学が含まれていないので、直接に比較することができない。

 ただU.S.Newsの調査でも、日本の大学は、上位100校中には入っておらず、東大の128位が最高だ。AI教育・研究での日本の立ち遅れは明らかだ。

 (注)QS World University Rankings by Subject 2025: Data Science and Artificial Intelligence.
https://www.topuniversities.com/university-subject-rankings/data-science-artificial-intelligence

 (一橋大学名誉教授 野口悠紀雄)

野口悠紀雄

 

最終更新:8/23(土) 6:31
ダイヤモンド・オンライン