イエメンの親イラン武装組織フーシ派が攻撃開始したのは

ハマスが関係しているような情報でもあったのですかねぇ

 

ガザ停戦合意「崩壊」の危機 トランプ政権がイスラエルの攻撃再開を事前承認 米紙報道

3/18(火) 19:36配信

 

【カイロ=佐藤貴生】イスラエルがパレスチナ自治区ガザの全域に大規模攻撃を行い、イスラム原理主義組織ハマスとの停戦合意は崩壊の危機を迎えた。トランプ米政権はイスラエルの攻撃再開を事前承認したと報じられており、攻撃が長期化して歯止めがかからなくなる事態も想定される。

イスラエル軍は18日、北部ガザ市から最南部ラファまで広範囲に空爆した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラは病院に負傷者が次々に運ばれ、多数の遺体が並ぶ様子を放映した。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)はイスラエル政府高官の話として、トランプ米大統領が攻撃再開を承認したと報じた。トランプ政権はバイデン前政権が凍結した大型爆弾などの兵器供与も始め、イスラエルを支援する立場は鮮明だ。両国は対ハマスでさらに共闘姿勢を強めるものとみられる。

1月19日発効の停戦合意は3月1日に第1段階の期限を迎えたが、恒久停戦を目指す第2段階に向けた協議は停滞が続いた。

「ハマスの壊滅」と「人質全員の解放」を掲げるネタニヤフ首相には恒久停戦は受け入れがたく、停戦は一時的で「攻撃再開の権利」があると強調してきた。また、イスラエルの連立政権に加わる対パレスチナ強硬派の極右政党は、第1段階終了後に戦闘を再開しなければ離脱するとして、ネタニヤフ氏に圧力をかけてきた。

2023年のハマスの奇襲を防げなかったネタニヤフ氏への世論の風当たりは厳しく、政権崩壊は自らの政治生命の幕切れにつながりかねないとの危機感があると指摘される。

これに対し、ハマスは恒久停戦に持ち込んで組織の再生を図り、戦後のガザでも統治を継続する狙いがあるとみられてきた。停戦発効後の交渉でも、両者の対立構図はほとんど変わらなかったようだ。

ガザには約60人の人質がおり、約半数は死亡したとも報じられる。仲介してきた米国やカタール、エジプトの思惑も一致しているとは言いがたく、事態の推移は見通せないのが実情だ。

 

最終更新:3/18(火) 19:36
産経新聞