「石丸構文」というのであれば

まず初めに回答を明確に定義している

質問が広範囲過ぎれば

相手の意図を汲み取って回答することもある

 

古市氏の場合は「政治屋の定義」

山崎怜奈氏の場合は「国政と都政との政策の違い」

両氏の場合

用意した質問事項の要点がこの時点で崩壊したため

前提が崩れた状態で無理やり質問をしようとして

グダグダになっていた

質問者がグダグダだったので呆れていたように見受けられましたが

記事内の識者にはそうは見えなかったようですね

 

「石丸構文」は過去の「〇〇構文」を超えた!「生き様が丸出しでキャッチー」と識者指摘

7/10(水) 9:06配信

 

 東京都知事選挙で165万8363票を獲得して2位となった石丸伸二氏(41)。予想外の健闘で大注目を浴びているのはもちろん、選挙速報での開票速報でのスタジオとのやりとりが妙な形で視聴者の関心を集めている。

 

 主なものでは、7日に日本テレビ系がYouTubeで配信した「【東京都知事選挙】石丸伸二氏に聞く 今後の政治活動など 小池氏当確」における石丸氏と社会学者の古市憲寿氏(39)との会話シーン。石丸氏が言う「政治屋」という表現をめぐって、古市氏が「批判する政治屋と石丸さん自身がどう違うんですか?」という趣旨の質問を何度も浴びせるも、石丸氏は「何か堂々巡りになっている気がするんですけど、先ほど定義についてはお話ししましたよね」といった回答を繰り返すばかりで真正面から答えることはなかった。

 ネット上では、このやり取りを含め、浴びせられた質問に対してかみ合わない答えをする石丸氏の姿が大きな話題に。いつしか「石丸構文」なる名前がつけられ、これについてタレントのふかわりょう(49)がX(旧ツイッター)で、「【心配】石丸さん、サブウェイ注文できるかな」と投稿する事態に。すると、注文の選択の幅が広いとされる外食チェーン「SUBWAY」でのかみ合わない注文シーンを想定するXユーザーが「大喜利状態」となるなど、都知事選の枠を超えて、本人特有の珍奇なやり取りが注目を集めることとなっている。

「〇〇構文」といえば、通常は特定の人物の発言にありがちな表現の癖や、「おじさん構文」「おばさん構文」といった、特定の属性の人物が多用しがちなフレーズを指す言葉だが、ことに、「石丸構文」は「話がかみ合わないこと」の「状況」や「話がかみ合わないのは自分のせいなのに平然としている」という「態度」を指しているとも考えられる。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、「『石丸構文』は『会話の際にマウントを取りに行く』という、石丸さんの『生き様』が丸出しになっている点が非常にキャッチーです」と、その特徴を指摘する。

■「『石丸構文』はすでに『構文』という単語の意味からはみ出しています」

 このほか、石丸氏をめぐってはフジテレビ系で放送された「Mr.サンデー都知事選SP」の放送中に、司会の宮根誠二アナウンサー(61)との中継がつながった際や、元乃木坂46の山崎怜奈(27)との会話の際にも、要領を得ない回答をするシーンがあったが、井上氏は以下のように指摘する。

「通常、『〇〇構文』というのは文章のスタイル、ともすれば文法的な話ですが、『石丸構文』はすでに『構文』という単語の意味からはみ出しています。それでも、本人のキャラがあまりにも見事に立っている表現になってしまっており、これまでの『〇〇構文』とは違う新しい使い方をされてネットユーザーに面白がられているという状況です」

 その結果として生み出されたのが、本人がSUBWAYに行った場合を想定しての大喜利状態。併せて井上氏は、石丸氏が会話中にマウントを取ろうとする際の特徴が「視聴者の身近な例に重なったのではないか」と指摘する。

「通常、会話中にマウントを取る場合はさりげなくやるものですが、石丸氏はその意思が明確すぎます。視聴者はマウントを取ることを最優先にしながらスタジオとやり取りする石丸さんの姿を見て、それこそ、『会社の会議でマウントを取り合う部長と課長』といった、実に身近な例を連想して笑いのツボにはまってしまったのではないでしょうか。ご本人がよく使う表現で『可視化』というものがありますが、今回は視聴者の身近な例が『可視化』されてしまったのだと思います」

■ある意味「クソリプ」だったり?

 卑近な例が頭に浮かんだというのであれば、その「あるある感」が面白さを増幅させたということになるだろう。最後に、一連の石丸氏の態度だが、Xでよく見られる絶妙にズレたリプライの「クソリプ」を連想させはしまいか。

「100%重なるとは言いませんが、類似性はあると思います。論点を絶妙に外すといった瞬間があるように思えますので、ある意味、詭弁術の1つかもしれません。SNSを多用する方ですから、それらの手法にたけているのは実に自然でしょう」

 今回のやり取りを見て、「会話」とはいったい何なのかを再考させられた方は多かったのではないだろうか。

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 選挙終了後から「台風の目」になった感のある石丸伸二氏。注目のかみ合わないやり取りは…●関連記事【やっぱり】石丸伸二氏に若者支持も「上司にしたくない?」…妻や同級生の応援目立った安野貴博氏との違い…で詳報している。

 

最終更新:7/10(水) 9:06
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