配信
昨年大みそかのNHK総合「第74回紅白歌合戦」の平均世帯視聴率が第1部(午後7時20分~8時55分)が29・0%、第2部(午後9時~11時45分)が31・9%だったことが2日、分かった。2部制となった1989年以降、第1部で初の30%割れで、第2部は過去最低だった2021年の34・3%を下回り、ワーストを記録した。なお、民放トップは3年連続でテレビ朝日系「ザワつく!大晦日」で12・3%だった。(数字はビデオリサーチ、関東地区)
個人視聴率(関東地区)は第1部22・0%、第2部23・5だった。関西地区の世帯視聴率は第1部27・5%、第2部は32・5%で、いずれも過去ワーストを更新。個人は第1部21・3%、第2部25・6%を計時した。
前年は、第1部(後7時20分~9時)が31・2%、第2部(後9時~11時45分)が35・3%となり、第2部は前年より1ポイント増え、2年連続の過去最低更新は回避したが、23年の視聴率も含めるとワースト3位となった。
今回のテーマは「ボーダレス」。総合司会はタレントの有吉弘行と女優の橋本環奈、浜辺美波、同局の高瀬耕造アナウンサーが務めた。
音楽ユニット「YOASOBI」が昨年最大のヒット曲「アイドル」を国内の音楽番組で初歌唱。また、素顔を見せないパフォーマンスが話題の「歌い手」Adoは、京都・東本願寺の能舞台からサプライズ中継を行った。
特別企画では、内村光良、千秋、ウド鈴木によるユニット「ポケットビスケッツ」と、ビビアン・スー、南原清隆、天野ひろゆきによる「ブラックビスケッツ」が25年ぶりに出場して番組を盛り上げた。デビュー50周年の3人組アイドル「キャンディーズ」のメンバーで女優の伊藤蘭は、46年ぶりの出場となった。
またジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題に揺れる旧ジャニーズ事務所(現スマイルアップ)からは、前年の6組から1979年以来44年ぶりの出場者ゼロ。JO1やBE:FIRSTの人気男性グループに加えて、Stray KidsやSEVENTEENの韓国グループの出場も目立った。
過去20年の紅白歌合戦の平均世帯視聴率(関東地区)は以下の通り。
22年 35・3%
21年 34・3%
20年 40・3%
19年 37・3%
18年 41・5%
17年 39・4%
16年 40・2%
15年 39・2%
14年 42・2%
13年 44・5%
12年 42・5%
11年 41・6%
10年 41・7%
09年 40・8%
08年 42・1%
07年 39・5%
06年 39・8%
05年 42・9%
04年 39・3%
03年 45・9%
02年 47・3%
報知新聞社
最終更新:
スポーツ報知
youtubeなどの多種多様な動画メディアや
多種多様の娯楽が乱立する中で
ただ単に「年末恒例だから」という理由で紅白を見ている保守的な人も居るかも知らないが
未だ30%以上もの視聴率を確保できていることに
単純に凄いと言わざるを得ない