SankeiBiz 8月5日(月)8時15分配信
電機メーカーやIT(情報技術)企業が、身につけて持ち歩くことができる情報端末「ウェアラブルコンピューター」の開発を競っている。メガネ型や腕時計型など形状だけでなく、応用分野にも広がりが出てきた。今年は「ウェアラブル端末元年」ともいわれるが、果たしてスマートフォン(高機能携帯電話)に取って代わる日は来るのか-。
電機メーカーやIT(情報技術)企業が、身につけて持ち歩くことができる情報端末「ウェアラブルコンピューター」の開発を競っている。メガネ型や腕時計型など形状だけでなく、応用分野にも広がりが出てきた。今年は「ウェアラブル端末元年」ともいわれるが、果たしてスマートフォン(高機能携帯電話)に取って代わる日は来るのか-。
ウェアラブル端末の認知度を一気に高めたのは、米グーグルが開発中のメガネ型情報端末「グーグル・グラス」だ。「今日の野球の試合結果は」「近くの公園と道順を教えて」。グーグル・グラスをかけながら話しかけると、右目の前にある小型ディスプレーに次々と情報が映し出される。スマホとは違って、手ぶらのままインターネット検索や写真・動画撮影、翻訳機能を使えるのが特徴だ。試作品を手にした人からは「世界が変わった」などと称賛する声が上がる。
一方、盗撮や交通事故の発生を懸念する声も多く、米国では「グーグル・グラス着用禁止」を宣言する飲食店が早くも出るほど物議を醸している。来年春にも始まる市場投入を前に、どこまで改善が進むか注目されている。グーグルの後を追うように、スマホメーカー大手もウェアラブル端末の開発を急ぐ。
噂が絶えないのが、米アップルが開発中とされる腕時計型端末「iWatch(アイウォッチ)」。ライバルの韓国サムスン電子も、同社幹部が米ブルームバーグの取材に、「腕時計型製品の発売に向けて懸命に取り組んでいる」と答え、早期投入に意欲を燃やす。スマホで成長してきたこれら企業が、ウェアラブル端末の開発に力を入れるのは、先進国のスマホ市場が飽和状態に近づきつつあるためだ。利益率の高い次世代型の製品やサービスを提供できれば、次の成長段階に進める。
日本企業も負けてはいられない。ソニーモバイルコミュニケーションズは6月、腕時計型端末「スマートウォッチ」の後継機を発表した。スマホをバッグに入れているときに着信があっても、腕につけているスマートウォッチの画面に通知される。ただ通話は、スマホ本体かステレオヘッドホンを通して行う必要がある。スマートウォッチは自社製スマホ「エクスペリア」の付属品で、これが3世代目になる。新たに近距離無線通信技術の国際規格「NFC」に対応し、機器間連携を強化した。同社コンパニオンプロダクト課の桑田大介統括課長は「純正の付属品の魅力を高めることで、エクスペリア全体のビジネスを拡大していきたい」と意気込む。
ベンチャー企業もウェアラブル端末の開発競争をビジネスチャンスととらえる。なかでも注目を集めているのがテレパシー(東京都渋谷区)だ。井口尊仁社長は、スマホ向け人気アプリ「セカイカメラ」の開発者としても知られる。今年3月に披露したメガネ型ウェアラブル端末「テレパシー・ワン」は、利用者の目の前に仮想ディスプレーを投影し、「現実世界を視覚的に阻害することなく自然にコミュニケーションできる」(同社)。7月下旬には、博報堂DYメディアパートナーズと業務提携。生活者のニーズを踏まえながら、テレパシー・ワンの新たな使い方を提案してもらうためという。年内の量産化を目指す。
スポーツや医療・健康分野でも、ウェアラブル端末の実用化が進んでいる。サッカーシューズの底に埋め込む形状で注目されるのは、アディダス・ジャパンの「マイコーチ スピードセル」(希望小売価格6900~7900円)だ。プレー中の走行速度や時間、距離を計測し、データの管理や分析に生かす。Jリーグの一部チームのほか、大学や高校のサッカー部が導入し、チームの強化に役立てているという。今年5月には、対応競技をテニス、バスケットボール、アメリカンフットボールにも拡大した。
クレディ・スイスによると、ウェアラブル端末関連の世界市場規模は、今後3~5年間で最大約500億ドル(約4兆9500億円)と、現在の10倍程度に膨らむ見通しだ。一方、調査会社のROAホールディングスの調べでは、国内市場規模は14年の70億円前後から、4年後には1800億円前後に伸びる見通し。スマホやタブレット端末のような端末を「持ち歩くスタイル」から、「身につけるスタイル」への移行はどんどん進みそうだ。ソニーモバイルの桑田氏は「一目見て使い方が分かり、ワクワクするような製品が増えれば、市場は確実に広がっていく」と期待を込める。
ただ、ROAの宋国憲取締役兼パートナーコンサルタントは「ウェアラブル端末がスマホに代わることはできない」と指摘する。大画面化が進むスマホに対して、小型・軽量化が進むウェアラブル端末について宋氏は、「動画コンテンツなどを楽しめるスマホのよさを取り込めず、スマホを補完する形で発展していくだろう」と予測する。(米沢文)
最終更新:8月5日(月)8時53分
〆の部分があまりにもいい加減過ぎて呆れてしまった・・・
Googleグラスやテレパシーに関しては
大画面化の必要性の無い端末であり
スマホが絶対に無くならないことを前提に予測されてもねぇ・・・
こういう人は何故ノートPCがタブレットに置き換わり始めているか
想像すらできない人なんだろうと思ってしまう