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東洋経済オンライン 2013/6/20 06:00 田嶌 ななみ

 国内携帯電話市場で、すっかり主役となったスマートフォン。アップルの人気端末「iPhone」を武器に勢いづくau(KDDI)とソフトバンクへの対抗策として、NTTドコモは、この夏商戦で“ツートップ”戦略を仕掛けている。韓国サムスン電子の「ギャラクシー」とソニーの「エクスペリア」というドコモ扱いの中で相対的に人気の高い2モデルに絞って、料金面で優遇するなどの販促を集中的に展開している。

一方、ドコモにスマホを供給しているのはサムスン、ソニーだけではない。いわば“代表落ち”した端末メーカーがある。パナソニックもそのうちの1社だ。

■ 初めてスマホに乗り換える人がターゲット

パナソニックは「ELUGA」(エルーガ)のスマホブランドを持つが、iPhoneやギャラクシー、エクスペリアに比べて知名度は高くない。「(ドコモという)キャリア(通信事業者)の戦略をどうこうは言えないが、スマホ市場でブランドイメージを確立できていないのは事実」。パナソニック モバイルコミュニケーションズの河合篤優・営業企画部長も認める。

この局面を打開しようと、パナソニック モバイルコミュニケーションズが6月15日、ドコモ向けに発売した新型スマホが「エルーガ P」だ。新型エルーガは、液晶画面に直接触れなくても指をかざすだけで反応する機能や、一般的な使用条件で約2日間の利用が可能な大容量バッテリーを搭載するほか、従来型の携帯電話、いわゆるガラケーと同じような文字入力や、片手での操作ができるシステムなどを備えた。

17日からは、俳優の平山浩行さんをイメージキャラクターに起用したテレビCMも放映されている。販促に当たって打ち出したキャッチコピーは、「さらっとスマチェン! 」。さらっとスマートフォンにチェンジしよう、というキーワードを掲げて狙うのは、スマホを初めて買うユーザーである。

近年、急速に普及したスマホだが、国内では携帯電話加入者の半分程度は、いまだにガラケーを使っているとされる。パナソニックは、ガラケーユーザーのスマホに対する「ガラケーと操作性が違う」「バッテリーのもちが悪い」「片手操作ができない」といった抵抗感を考慮して、新型エルーガを設計。ガラケーからの乗り換え需要の取り込みをもくろむ。

端末の機能といったハード面に加え、ソフト面での販促としては、6月29日から「さらっとスマチェン! 塾」と呼ぶ体験セミナーを全国で順次展開する。新型エルーガに触れ、スマホの操作などを学んでもらうことで、ブランドイメージを訴えようという企画である。18日には「スマチェン! 塾」の開校という位置づけで、タレントを招いた報道陣向けのイベントも開いた。

■ スマホ使い方講座の全国開催で「エルーガ」を訴求

これらの拠り所としているのが、パナソニックが新型エルーガの投入に併せて公表した「ケータイユーザーのスマートフォンに関する意識・実態調査」の結果だ。20~40代の男女1200人のガラケーユーザーを対象にアンケート調査を実施。それによると、ガラケーユーザーの43%が「スマホを使ってみたい」と回答。そのうち6割が買い替えをためらっているが、3人に1人は「スマホの使い方を学ぶ講座があれば、ガラケーからの乗り換えを検討する」という。「ターゲットユーザーをスマホ初心者に絞り込むことで、エルーガのブランドイメージを確立したい」と、前出の河合氏は言う。

ただ、ガラケーのような操作性や使い方講座などが、エルーガの購入動機になるかどうかは微妙だ。

ガラケーとスマホの操作性は、そもそもボタンとタッチパネルの触感に決定的な違いがあり、スマホで同じキーの配置をタッチパネル上で再現しても、ガラケーと同程度の操作感が得られるワケではなく、端末の魅力としてはイマイチ決め手に欠ける。ガラケーからスマホに替えれば、月額の使用料はほぼ確実に上がるのにガラケーと同じ使い勝手では、かえって付加価値につながらない可能性もある。

また、上述のアンケート調査を読み解けば、パナソニックが開講するスマホ講座のターゲットとされる「スマホの使い方を学べる講座があれば、買い替えを検討する」と回答しているユーザーは全体の7%。ここをターゲットとするという理屈はわかるが、そもそもアンケートの調査時期が5月31日~6月2日と端末の投入直前ということから、差別化を狙った販促を仕掛ける動機を「後付け」した感も否めず、ターゲット層の設定には疑問も残る。

■ スマホ市場は「指名買い」傾向が強い

iPhoneが圧倒的な人気を博し、ドコモが“ツートップ”に絞り込んでいることは、そもそもスマートフォン市場において、端末は指名買いされる傾向が強く、ブランド力が生命線になっていることを示している。ガラケーからの乗り換えユーザーも、ブランドを気にして購入するだろう。

パナソニックがエルーガの決定的な魅力を打ち出せない中で、先にブランドイメージを確立し、ドコモの後押しもあるギャラクシーやエクスペリアを押しのけて台頭するシナリオは描きにくい。ブランド確立の立ち後れを今なお引きずっているうえ、さらに“代表落ち”のハンデを背負わされたところに、パナソニックの憂鬱がある。
最終更新日:2013/6/20 06:00

スマホに変更すると月々の使用料は7500円以上は確実となる
(参考元ドコモ)
記事にある「ほぼ確実に上がる」というのは回線を切っている場合のみで
3GでもXiでも回線を確立していれば
常時更新状態で勝手にパケットを稼ぐため
パケダブル等にしていても完パケになってしまい
常に最大料金になるので「ほぼ」というのは当てはまらない
正確には「確実に上がる」である

若干でも料金を下げる方法はパケフラットしか手が無い状態である

話は変わるが・・・
今のスマホのデザインは携帯電話が出た当時の単面操作の携帯電話によく似ている
端末がでかいところも類似である
何故、折り畳みの携帯電話が流行ったのか考えれば
答えはおのずと出てくると思うのですけどねぇ・・・パナソニックさん
てか・・・世界戦略モデル開発してはいかがなもんなんでしょうかねぇ
アップル・サムソン・ソニー・・・キャリアに固執していないと思うのですけどねぇ
その機種がキャリア推薦機種っていうのを目の当たりにして
未だキャリア至上主義っていうのが信じられないのですけどね