http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120322-00000010-mai-soci
毎日新聞 3月22日(木)2時31分配信

 東証1部上場の国際石油開発帝石(東京都)が10年に実施した公募増資に絡み、不公正情報に基づく同社株の空売りに関与したとして、証券取引等監視委員 会は21日、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで中央三井アセット信託銀行(東京都)に課徴金を科すよう金融庁に勧告した。関係者によると、 情報を提供したのは増資の主幹事の1社だった野村証券。現行法では情報提供者をインサイダー取引で処分できないため監視委は社名を伏せたが、会見で「市場 の信頼を損なう行為で極めて大きな問題」と批判した。

監視委は会見で、インサイダー情報を提供したのは公募増資の取引事務を担った主幹事の証券会社4社のうちの1社と明かし「証券会社が業務の上で未公表情 報を伝達していたのが確認されたのは日本市場初」と述べた。また、中央三井アセット信託銀行はファンドマネジャー(運用担当者)が投資運用業務の一環とし て不正取引したとみられ、同行の組織的責任は重いと判断、法人対象の勧告に踏み切った。信託銀行がインサイダーで課徴金処分されるのは初。

監視委や関係者によると、同行のファンドマネジャーの男性社員は、国際石油開発帝石の大型公募増資(10年7月8日公表、発行総額5072億円)を巡る 情報を公表前の同年6月30日、野村証券の女性営業員から入手。この情報を基に、同行が運用する海外投資家向けの日本株ファンドで、10年7月1日と同7 日の2回に分けて国際帝石株1億124万1000円分(現物90株、空売り120株)を増資公表前に売り抜け、増資公表後の株価暴落時点で買い戻し、約 1400万円の運用益を上げたという。

国際帝石の株価は公表前日の同7日は終値で46万9000円だったが、公表後の8月17日には37万8500円と暴落。空売りの影響とみられる。

ただし課徴金の額は運用報酬に基づき算定されるため、5万5000円にとどまった。

10年に相次いだ大型公募増資を巡っては、日本板硝子や東京電力の増資でも株価が不自然に急落している。増資に絡む空売りが起因とみられ、主幹事証券会 社を通じたインサイダー疑惑があるとして、内外の投資家から指摘が相次いでいた。こうした事情を踏まえ、監視委が主幹事証券会社などの調査を続けていた。

野村証券は21日、インサイダー取引について「誠に遺憾。当局の調査に全面的に協力する」とのコメントを発表した。ただ、情報を中央三井アセット信託銀 行の担当者に伝えた人物が野村の社員かどうかについては、毎日新聞の取材に対し、「事実関係を確認中で答えられない」としている。【川名壮志、田所柳子、 岩崎誠】

最終更新:3月22日(木)7時52分


>現行法では情報提供者をインサイダー取引で処分できないため監視委は社名を伏せた
主幹事の証券会社4社の内1社とのことだが
名前伏せたら他の3社に迷惑が掛かるとは思わないのかねぇ・・・
処分の有無で公表を見送ることが社会・経済に多大な影響を及ぼすと考えない・・・
間抜けな発想が多くなっているようですね

違う見方をすれば
相手が「野村証券」だったってことで
証券取引等監視委員会が配慮したのでしょう
大企業ですし
委員会の主要メンバーでしょうから・・・