チェックするのは、一番最初の取引。
プロミスだと不正や取引の途中からしか履歴を出してこないということはないのですが、他の会社だと完全な取引履歴を出してこないところもあるので、念のためチェックしておきましょう。
記憶を頼りに契約年月があっているか、最初の借入金額は合っているか。
取引がいきなり端数で始まることなんてないので、そこだけチェックしておけば問題なしです。
もし端数からであれば、それ以前から取引があるはずなのでプロミスに電話をしてどうなっているのか確認してもらいましょう。
取引履歴に問題がなければ、次にするのが過払い金の計算です。
その計算の名前が「引き直し計算」と呼ばれるものです。
計算といっても電卓を使ってコツコツと・・・なんてことは一切しません。
パソコンにソフトをダウンロードして、取引履歴に書かれている数値を入力していくだけです。
計算自体はパソコンが勝手にやってくれるので計算間違いを気にする必要はありません。
気を付けなければいけないのは数字の入力間違いをしないことだけです。
入力するのは、
・借入日と借入金額
・返済日と返済金額
これだけです。
利率だとか、その辺はソフトが勝手に判断してくれるので何もしなくて良いです。
簡単でしょ?
使うソフトと言ってもエクセルのデータなのですが、
弁護士さんが作った名古屋式と呼ばれるものと、司法書士さんが作った外山式と呼ばれる二つのソフトがあります。どちらもパソコンにエクセルが入っていれば使えるものです。
・名古屋式 利息計算ソフト
・外山式 利息計算ソフト
ちなみに二つとも無料で使えるので安心してください。
取引履歴を見ながら、入力ミスに気を付けて数字を打ち込んでいくだけです。
パソコンになれていない人でも3~4時間もあれば作業は終わるはずです。
出てきた結果を見ると、過払い金がいくらあるのか、過払い金にどれくらいの利息が付くのかということが分かります。これを元にプロミスに過払い請求をしていくことになります。
引き直し計算で過払い金が発生していなければ、当然のことですが過払い請求をすることは出来ません。。。
プロミスから過払い金を取り戻すためには、請求書を送って交渉する方法といきなり裁判所に訴えるという方法があります。
これについてはまた次回に話をしたいと思います。