都心の気温36℃は体感では40℃を超えている
ビルの影に入っても、太陽の光は追いかけてくる
太陽の光を背にして、
街の中をジョギングしている人もいる
真っ赤に焼けた素肌や手足が
汗でまぶしく光っている
太陽が沈む頃には
ビルの屋上に涼しそうな月が見える
しかし、地上はまだまだ暑い
夜が更けて一杯飲みに行く人の足取りも
どことなく重い
猛暑の夏の昼の太陽は
乱反射していて我が物顔である
しかし、夕の月はボンヤリしていて控え目だ
しばし私は、じっとしていて扇子で風を送る