本日もシアトルよりお届けします。
Yukakoです。
コロナ騒動の中、
毎晩毎晩、テレビ見るしかやることないですが、
今まで見ようと思ってたけど後回しにしていた映画を見るのにいいタイミングでもありますよね。
今年のSIFFが(コロナの為)キャンセルになった話を聞いた時は、さすがに危機を感じました。
これは昔見た映画の感想日記![]()
今日は友達と一緒に
“The Cove”
という映画を見に行ってきました。
これはインターナショナルフィルムフェスティバル、(SIFF)でドキュメンタリー部門の最優秀賞をとったもの。
今週末SIFFで評判よかった映画を何本もやると聞いて、
私はドキュメンタリー系のものは映画でもTVでも好きなので、これを見に行くことにしました。
すでに見に行った友達から内容に関しては聞いていたので覚悟はしていたけど、
日本の和歌山県太地という町で行われているイルカの惨殺のドキュメント。
この町ではたくさんイルカがとれるので、毎年何千匹も捕まえて、水族館やシーワールドに売った後の残ったイルカを殺して食用として売ってしまうそう。
アメリカ人で、昔自分もイルカの調教師をやっていたけど、間違いに気づいて今はイルカを守るためのアクティビストになったという主人公の行動を追っての映画であります。
日本人は鯨を食べることで世界を敵に回しているのは知っていたけど、イルカまでもか。。。
とちょっとびっくり![]()
映画の中では、鯨の肉として売られていたのがイルカの肉だったなんて事実も紹介されてます。
イルカ達の美しい姿を存分に見せた後に映し出される生々しい日本人のおじさんたちが笑いながらどんどん岸沿いに追い込まれていったイルカ達を次々に殺していく姿。
そのうちに海の水が真っ赤に染まっていく。。。
水面に顔を上げるイルカ達の力がなくなっていき、最後の弱弱しい息を吸うと、二度と顔を上げることなく水底に沈んでゆく。。。
映画的にはよくできていたと思うけど、
映画が終わった後
もし誰かに
“あたなは日本人ですか?”
と聞かれたら、正直に答えられないだろうと思うくらい日本人が悪者とされているわけ。
私は動物達のことを愛しているし、イルカが殺されるシーンで大泣きもしたし。。。
だけど、 イルカは殺しちゃいけないけど、
牛
だったらいいとか、
鰹
だったらいいとか、
それもちょっと違うような気がする。。 ![]()
かわいくないから食べてもいい、かわいいから殺しちゃだめというのもおかしいんじゃない?
これは永遠の問題だよね。
私が日本びいき過ぎるのかなあ?
日本でこの映画公開されたんだろうか?
映画やテレビって、作った人の意見で作られていくわけで
偏った考えになっちゃうことも、間違った理解のままで話が進んじゃうこともあるのは事実。
考えさせられるけど、
興味ある人は見てみて。
日本は世界的に見たら優等生なんだけど、
でもいいことだけではない事実もあることを知るのも
日本人として大切ではないでしょうか。
パワフルなドキュメンタリー映画に感謝!
