今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。
プロジェクトシアトルの記事は、
みんなに楽しい気持ちになって欲しいから、
ポジティブな事を書きたいと心がけています。
ですが、
人生楽しい事ばかりでないのもわかっています。。。
最近、
久々に挫折を味わい、(ちょっとの間だけど)落ち込んでた話をしたいと思います。
順番に話をすると、
動物大好きの私は、
2年前の秋から春まで
で猫をフォスターするボランティアをしていました。
またやりたいとは思ってたんだけど、
もともと私は犬派、元彼が猫派だったので
夏の終わりに彼とお別れして、
問題児だったイザベラ
に代表されるように、フォスター猫全部が可愛い猫とは限らないし。。。。
問題児フォスター猫を扱うのは元彼の役目でした。
犬だったら
どんなにでっかい犬でも怖くないのに、
機嫌が悪い猫をどういう風に扱っていいのかわからない私は、
フォスター猫を一人でお世話する自信がなく、
フォスター・チームに辞任のEmailを書いたのでした。
フォスターはできなくても、
他に動物たちを助けるボランティアをすることを私ができるだろうかと聞いたところ、
Adaption Support Program(ASP)
猫や犬をアダプトしたくてHumaneにやってきた人達のお手伝い係
のポジションをいただいたのでした。
犬の階のボランティアの方が人気でいつも人がいるので、
私は猫の階にいることが多かったのですが、
一緒のシフトのナンシーさんはいい人だし、
お客さんがいない時は、猫の部屋に入って猫達と遊んで癒されてました。
一日1匹アダプションを成立させるを目標にして、
一日3匹アダプションに成功させたときは嬉しくて嬉しくて、
動物たちを私は助けていると(今思えば)自己満足の世界に浸っていたのでした。。。
最初のトレーニングのクラスをしてから、約2か月後の事
私のシフトが始まって5分後、
到着したばかりのボランティアのTシャツを着てる私に
20歳くらいの女の子から、
ガラス箱に入ってる猫と部屋で遊びたい
と言われて、
ガラスの箱を覗き込むと、
子猫が2匹同じ箱に入っていました。
貼ってある紙をちらっと読むと、
彼女が気に入ってる子猫は生後8ヶ月の子猫
箱から部屋まではほんの3メートル位の距離
女の子はすでに受付で登録も済ませていたし、
私も猫を扱うトレーニングも終わってたし、
”いいですよ”
と言ってガラス箱を開けて子猫を引張り出して自分の胸の前で抱えました。
8ヶ月の小さな子猫だったし。。。。
できると思ったんだよね〜
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そうしたら、子猫が豹変
急に逃げようとしだして、
一番近くにあった私の顔を引っ掻いた![]()
やられた〜
とは思ったんだけど、
もうすでに猫は箱の外、
ここで私が猫を落としたらこのまま外に逃げちゃうので、
私も意地でも落とすわけにはいかない![]()
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ただ、まわりにいた人たちの私を見る顔が普通でないことには気がついてました
やっとのことで部屋まで連れて行って猫を部屋に落とした後、
額から血がたら〜とたれてきたのが見えました。
見てた人の顔が普通でないわけだよね。
私が額から血を流しながらもがく8か月の子猫を抱きかかえて歩いてたわけだから。。。![]()
額と左手に受けた引っかき傷がかなり深くて、
鏡で見た自分は、
まるで昔テレビで見たプロレスラーの
アブドラ・THE・ブッチャー ![]()
慌てて駆けつけてくれたナンシーさんが、
でっかいバンドエイドをつけてくれたんだけど、
私は恥ずかしさと申し訳なさで一杯で痛みなんて感じてません。
事故リポートを書かされて、病院に行って下さいと言われて帰ることに。
これは120%私
のせいで、
子猫のせいではないのです。
すべてが起こった後で気が付いた事ばかりなんだけど、
子猫は前日に別のシェルターから転送されてきたばっかりで、
まだ慣れてない場所で怖がっているところを
私が、小さい箱から何人もの人が見てるオープンの場所に引っ張り出したわけで、
猫って怖がってるときは小さければ小さい場所の方が落ち着くのは猫好きな人なら知ってますよね。
トレーニング前だったら、こういう事を頼まれると従業員にお願いしてたのに、
私は、”8か月の子猫”という事だけを見て、自分でできると誰にも相談せずに決断してしまったのでした。
しかも、どうやって猫を掴むかなどのトレーニングもしてたのに、そんなこと一つもやってない自分。
すべて”8か月の子猫”だったら、私にもできるって。。。
全部私の浅はかさから起こった事件だったのでした。
子猫が絶対に罰せられないようにしてくださいとお願いして去りましたが、
幸運にもSeattle HumaneはNo Killシェルターで、
それは大丈夫だったようです![]()
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Urgent Care(ERよりは簡易な夜もやってる病院)に直行した私でしたが、
まだまだ気分が高まってる私は痛みは全然感じてませんでした。
お医者さんと話してるときにはすでに
血は止まってましたが、
傷がかなり深い(と私は思ったんだけど)ので、縫われるかなあなんて思いましたがそれもなし。
化膿しないように抗生物質の処方箋を書いてくれただけでした。
この頃には、まぶたに受けた刺さりキズのおかげで右目の上が膨れ上がってお岩さん状態
私の抗生物質の名前から猫に引っかかれたのがわかったのか、
コストコの薬局のおじさんの
”自分の猫に引っかかれたの?”
の質問に真面目に答える元気もなく
ただ
”友達の猫。。。。”
とだけ言って薬をもらって家に帰りました。
その夜にASPのマネージャーからも、
次の週にHumaneのボランティアのディレクターの方からも大丈夫かと連絡を頂きましたが
その時は、
”私は大丈夫ですから心配しないでください。
顔の傷が治ったらまた戻りますから”
と言ったのですが、
家で一人になって
顔洗おうと思っても痛くて触れない。
額も手のひっかき傷もズキズキ痛くて家にいる間は氷で冷やしてないといられないくらい。
傷が痛いと、
自分がどんなに浅はかだったかがまた蘇ってきて
がっくり落ち込む
次の日の朝、起きてみると
右目の瞼のお岩さんがもっとひどくなってる![]()
外に行くのも嫌だった日が続きました。。。
まぶたの腫れもやっと取れたくらいまでは
かなり落ち込んでましたが、
この事件があってから
もう一回トレーニングにもらった紙を読み直してみました。
このポジションは私に向いてるでしょうか?
Is this the right position for you?
- I am comfortable handling both cats and dogs of all sizes(どんなサイズの猫や犬を扱うことができる)
- I enjoy engaging with customers in a friendly, polite, and non judgmental manner.(お客さんに友好的な対応ができる)
- I will follow the dog and cat safety protocols of Seattle Humane(安全ルールを守ることができる)
- 猫のことをちょっとでも怖いと思ってる
- 動物たちを簡単にアダプトしたり又連れ戻したりするのを平気に思ってる人たちのことを許せない自分がいる
- ちゃんとトレーニングを受けたにもかかわらず、子猫だったら大丈夫と習ったことをうのみにする自分がいる




