今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。
コストコ・ファンの大好物、
ホットドッグ
コストコで働いている人だったら、誰でも知ってる話なんだけど、
コストコ創設者のジム・セネガル氏
注)写真はウェブサイトよりお借りしました
はこのホットドッグが大好き!
コストコのホットドッグの値段がいまだに$1.50なのは、
ジム氏のおかげなのです。。。。
そもそもコストコのフードコートは、利益を得る為のサービスではなく、
お金を払ってメンバーになってくれている人が店舗に買い物に来た時に、お腹空いてるだろうから安い値段で美味しい食べ物を提供したいというコンセプトから始まりました。
それが、今では
コストコのホットドッグ食べたいから店舗まで来たけど、
来たついでに、買い物もして帰ろう~
という逆パターンのメンバーも一杯います
日本の店舗で食べられるホットドッグも、アメリカから輸出して同じホットドッグを使っていたんだけど、
私がインターナショナル部門で昔働いていた時に、
Mad Cow Disease(狂牛病)で
アメリカ牛肉輸入禁止の期間があって、
ホットドッグの会社とコスコト・インターナショナル部門がチームになって、
豚肉だけでできた、限りなく牛肉入りホットドッグに近い豚肉ホットドックを開発する!
というプロジェクトに取り込んだことがありましたが、そんなことも今はいい思い出です。
アメリカの店舗では、コスコト・ホットドッグ・ファンは同じホットドッグを購入することもできますが、
日本の店舗でも買えるのかしら?
またジム・セネガル氏の話に戻りますが、
彼のホットドッグの値段$1.50に対する執着はものすごくて、
もう30年以上も値段を変えていないというのは
物価の上昇を考えたら不可能に近いわけで、
たとえ儲けなくてもいいとはいえ、
赤字になってしまっては商売が成り立ちません。
なので、
包装紙の厚さを薄くしてコストを下げたり、
ザワークラフトの食べ放題をやめたり、
して経費の方を下げるしかないですよね。
コストコのバイヤー達の四苦八苦は計り知れません。
こちらの記事
を読んで笑っちゃったのは、
When Costco president Craig Jelinek once complained to Costco co-founder and former CEO Jim Sinegal that their monolithic warehouse business was losing money on their famously cheap $1.50 hot dog and soda package, Sinegal listened, nodded, and then did his best to make his take on the situation perfectly clear.
"If you raise [the price of] the effing hot dog, I will kill you," Sinegal said. "Figure it out."
ジム氏、今のCEOのクレイグに、
”(僕が生きているうちに)ホットドッグの値段あげたら殺してやる~!”
だって。。。
ジム氏、今ではサンタクロースのようなおおらかっぽい姿ですが、若かった頃はなかなか短気な花火をよく散らす発砲玉のような人だったそうです。
それでも、彼が一度約束したことは絶対に守り通すビジネス・スタイルにみんなが共感してついて行ったからこそ今のコストコがあるわけで、
コストコに15年以上働いている社員たちは、ジム氏のためだったら何でもするという人、一杯いるはずです。
そしてそのジム氏の昔の武勇伝を知っているベテラン社員達こそ、
この記事を読んで、
昔のジム氏の事を思い出して思わず笑っちゃうのです
ジム氏ほどコストコの会員たちの事を考えている人はいませんよ。。
そのジム氏も、いよいよ相談役の席も退き、100%リタイアメントに入ると聞きましたが、
コストコ大好きなジム氏、彼がリタイアメントなんて、誰も信じてないんだよね、本社では。。。
ハッピー・Working for a good company with good CEO!