今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。
去年のレイバーデー週末は、生まれて初めてのキャンプに行ってたんだよね~。
ここ何年かは、
毎年”夏”の目標を決めてそれに向けて訓練(Work out)すると、普段のジム通いもちょっとだけ意味があるものになる。。
で、今年の目標は、実は
北バンクーバーのグラウス・マウンテンを一気に駆け上る
グラウス・グラインドに挑戦すること、
でした。
去年来たときは、ゴンドラに乗ってスイスイと上まで上がりましたので、大変なこと全然なかったんだけど。。
それをなぜ大変な思いをしてまで足で上がる??
バンクーバーに住む人は、このグラウス・グラインドを一度はしないとバンクーバーっこではないと言われるほど
そんなこと聞いたらやっぱりやってみたいじゃないですか。。(えっ、私だけ?)
グラウス・グラインドは昇りだけなので、片道1.8マイルと長くはないのですが、
問題は、標高差が2800フィート!!
シアトルでも厳しいハイキングで有名なマウント・サイで
標高差が3150フィートですが、距離が4マイルですから、グラウス・グラインドの倍の長さなのに標高差がそんなに変わらない。。。
ということは、
2830段ある階段をよじ登るくらい急斜面だということです。
トレイルヘッド到着は午前9時ちょっと過ぎ。
記念撮影の顔がこわばってます。。
(後ろの説明書きを真剣に読んでしまった。。)
もちろんゴンドラに乗って上がる人がほとんどとは思いますが、すでに駐車場はほとんど一杯。
ウェブサイトには平均で1時間半から2時間かかると書いてあったので、
2時間を目標にして、
彼氏には、”ゴンドラで上がって待っててくれればいいよ~”
と言ったのに、
”僕も一緒に行くよ~”
だって。。。。
私は一応一年間トレーニングしましたが、彼氏は今日の朝決めたので、まったくトレーニングなし。
もちろん警告しましたよ、何度も。。。
”途中で死んでも責任取りませんから~~”
って。。
何年か前に本当に心臓発作で死んだ人いますから。。(冗談じゃないから)
耐久力は私あると思うんだけど、何と言っても急斜面をあがるので、心臓のバクバク度が半端じゃない。。
心臓が口から飛び出る感じです。
途中で何回も何回も休んで、その心臓バクバクがおさまるまで待たないと、絶対無理。
途中出ているマークは助かります。
荷物をなるべく軽くしたかったので、水を一本しか持ってませんでしたから、後どの位だったら水もこの位飲んでも大丈夫という目安になりました。
上がっている途中も、体中入れ墨のごっつい系のおじさんに、
”お姉ちゃん、頑張ってるかい?”
(How are you doing, girl?)
と声をかけられたリ、
5人組の女の子のグループの会話、
”このトレイルは永遠に続いてて終わることがないわ。。。”
”そんなことはないわよ、この永遠のトレイルの先には今まで見たことがないくらい大きなアイスクリームが待ってるわよ!”
が聞こえて来たりとか。。
ずっと木と木の間を登り続け、景色は望めないトレイルでしたが、急に目の前の視界が開きました。
頂上に到着!!
プレッシャーを感じたくなかったので、ここで初めてアップルウォッチを見たら、なんと
1時間58分!!
奇跡の目標の時間以内です。(笑)
IDカードを首からぶら下げて登ってる人は公式な時間を計ってる人達。
この機械にカードをスキャンすると公式時間がでます。
そして、お店には。。。もちろん。。。
グラインドを登り切ったよ~Tシャツが売ってました。
(買わなかったけどね)
もちろん、この経験が今年中で一番厳しい(Hard)な体験だったのは言うまでもないのですが、
目標を立てて、それをやり切った時の達成感は言葉では表すことのできない程嬉しいものです。
またまたバケツ・リストを一つ消すことができました。
ちょっとびっくりしたのは、とても大変なハイキングというのは誰もがわかって来ているとは思うのですが、
意外に。。
見た目ちょっと運動不足(?!)みたいな人や、
子供連れだったりとか、
この人できるのかしら?
みたいな人が多かったです。。
彼氏も全然トレーニングなしでしたが、やり遂げたし、
時間的には制限はなく、何時間かけてもいいや~と思ってやってるんですかね~?
(とは言っても一回出発してしまったら戻ることはできませんのであしからず)
なので、
私みたいにあんまり真剣に取り組まなくても意外にみんなできるかもよ。
(と、言ってももちろん責任取りませんよ。訓練するに越したことはないですよね。)
せっかく上まで登ったので、ちょっと探索。
ヘリコプターが降りてきました~。
どうもバンクーバーのヘリコプター・ツアーがここから出てるようです。
その後は、
グラウス・マウンテンの有名な
ランバージャック(木こり)ショウが始まりました。
前回来たときはタイミングが合わずに見れなかったので良かった!
カナダという土地柄、木こり達の技術をエンターテイメント要素を一杯に加えて、
面白おかしく見せてくれます。
大人も子供も楽しめるショウでした。
そろそろウィスラーに向けて出発しないといけない時間が近づいてきましたので、
ゴンドラに乗って駐車場へ戻りました。(なんて楽チンなのかしら。。。)
グラウス・グラインドは、毎年速さを競う大会も行われるそうですが、今までの男性の記録が25分ちょっと、女子の記録は31分ちょっとだそうです。
実際にやって、2時間近くかかった私としては。。。。
彼らは同じ人間ではないですね。。
きっと宇宙人でしょう。。。。(笑)
ハッピー・チャレンジング!!