今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。
最近ボランティアの話をしていないので、
だいぶ前になりますが、コスコト関係で行ったボランティア・イベントの話をしたいと思います。
キャンプ・コーリー(Camp Korey)
の為の寄付金集めが目的のイベント、
”ワシントン・ワイン・フェスティバル”のお手伝い。
まずキャンプ・コーリーというのは、
身体に障害を持つ子供達が安心して夏キャンプを楽しめる環境を提供する団体で、
私が働くコストコの常務の一人が自分の息子(Korey君、キャンプの名前の由来)を白血病で亡くしたのをきっかけに創めたそうで、
その常務が仕事を通じて知り合いになったポールニューマン(俳優)にその話をした所、
ポールも自分の息子に障害があった為とても共感してくれて、ポールもかなりこの団体発進に関わったとのこと。
日本ではまだまだだけど、アメリカでは子供たちは長い夏休みにサマーキャンプに行くのを楽しみにしている。
そのキャンプ体験を体の不自由な子供達にも楽しんでほしい!
そんな願いから生まれたキャンプ・コーリー。
この週末のイベントは、週末全部の分のチケットで一人$2500。土曜日だけ参加でも一人$1000のお値段。
チケットの値段が高いだけでなく、イベントにはオークションもあり、そこで来ていただいた方にもっともっとお金を使っていただこうというしくみになっている。
私はHistric Barn(納屋)で行われるWinemaker ランチのセッティングをしてくださいと言われていた。
まったく何にもない納屋に、テーブルや椅子を出し、テーブルクロスをきれいに敷いて飾りつけをする。
食事はバッフェだったので何もしなくてよかったが、約300人のゲストが来る予定だとか。。。
今週末シアトルはほんとうにいい天気。アウトドア・イベントをするには最高である。
いくら夏とはいえ、シアトルの天気は保証はできない。
やっぱり天気までお金持ちに味方するのかしら??(笑)
イベントの日は、キャンプの期間ではないので子供達は誰もいなかったけど、
こんなに美しい環境でキャンプをすることができたら、自分に障害があるなんてのも忘れちゃうくらい楽しいかもね。
子供達の為にいろいろ考えてくれる団体は素晴らしいと思うけど、私は金銭的に寄付するってのがちょっと難しいので、その代わりに時々こうしてボランティアをすることによって、自分の時間を寄付してあげたいと思います。
これだったら時々できるからね。
たくさんのお金を払ってやってきたゲストも、自分の寄付したお金が素晴らしいことに使われるだけで本当は十分だと思うけど、最高級のワインと食事を楽しめるだけでなく、
- Lisa Loeb
- Amy Grant
- Vince Gill
などのパフォーマンスを、かぶりつきで見ることができるなどいいこと盛りだくさん。
ボランティア達にもコンサートまで残れる人は残って聞いていっていいよと言ってもらい、
私達まで一杯楽しめた日だったのでした。
しばらく手伝いに行っていなかったキャンプ・コーリーでしたが、
ウェブサイトを見たら、
引っ越ししたそうで、今ではリンウッドにキャンプ場があるそうです。
インターネットの記事を読んでみると、どうやら財務的な問題があったようで、
あの前のカーネーションの大きな敷地のファームを続けて使うのは難しかったようだ。
私がボランティアに行ったワイン・フェスティバル・イベントも今ではなくなっているようで、
GROWというファンド・レージング・ディナーイベントに変わっているようです。
残念ではあるが、
団体としては従業員にもお給料を払わないといけないし、子供たちの為には何とかしてあげたいが、赤字のままでは活動を縮小するしかないということだったのだろう。
ここでやはり慈善団体の大変さをもう一度考えさせられたけれども、
今までこのキャンプで楽しんだ子供たちは、一生かけがえのない思い出を作った事だろう。
ハッピー・キャンピング!