今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。

 

 

私の趣味の一つに食べ歩きがありますが、

 

ブログを見ていただいてもわかるように、どうもチープ・イート(Cheap 安い)専門になってしまっている傾向がある今日この頃です。。

 

 

そんな私でも。。。

 

シアトル一番の高級レストランと呼ばれる

 

ハーブファーム (The Herbfarm)

 

 

へ行ったことがあるんです。。

 

何年か前に姉がシアトルに遊びに来たときにどのレストランに行くかを事前に伝えないサプライズディナーで連れて行ってあげたのが、ここ。

 

それがちょうど8月だったので、

この時期になると、毎年あの幸せな夜の事を思い出すのでした。

 

 

 

まずレストランのウェブサイト見ると書いてあるのが、

 

”ディナーには4時間から5時間かかると思ってください。。”

 

ってことは、最初のお客さんが帰った後次のお客さんが来るということはなく、一晩で一回のみのディナー。

 

 

 

もともとイサクワにあったレストランだそうですが、火事にあって全焼してしまい、その後ウディンビルに移ったそうです。

 

 

ウディンビルというのはシアトルに住んでる人達にとって、かなり郊外(イサクワより田舎)なので、行くだけで大変なのに、

 

 

この4-5時間かかる、9コース&5マッチングワインのディナーは、

 

お一人様(一番高いタイミングで)$265

 

 

もちろん事前に予約して、デポジットを支払ってやっと自分のその晩の席が確保されるので、

 

当日行って”空いてますか?”

っていうのはなし。

 

 

 

だいたい月毎にディナーのテーマが決まっていて、私達が行ったのは。。。

 

 

 

”100マイル・ディナー”

 

これは、今晩お出しするディナーすべて、ウディンビルから100マイル(約160キロメートル)以内で取れた食材で料理しております。。

 

とのこと。

 

シアトルからだとオレゴンくらいまではOKだけど、

 

ちょっと考えてみましょう~。

これは”かなり”贅沢な事。。

 

コストコの店舗を考えてみると、

  • スイカも売ってるし、(アメリカ・ノースウェスト)
  • アボカドも売ってるし、(メキシコ)
  • ブドウも売ってる(アルゼンチン)

それは、コスコトが品物を求めて世界中(シアトルとは季節が違う国など)から商品を買い付けしてくるからこそできること。

 

 

全てを100マイル以内という事は、”今がシーズン!”の食材しか使えないということですね。

 

 

ハーブファームの食事はまずはレストランの横にあるハーブ・農園ツアーから始まります。

 

 

 

 

料理に使われる野菜やハーブの多くをここで育てているそうで、ここから採れたものは100マイルじゃなくて1マイル以内イヒ

 

 

新鮮な野菜オードブルがでるが、この後の9コースディナーがあるのでここで食べ過ぎないように控えめに。。

 

 

 

そしてレストランの中へ

 

 

昔は大きなテーブルにみんな一緒に座るスタイルだったそうですが、

 

今はグループごとのテーブルに変わってました。

 

 

他の人と一緒に座るとなると、知らない人とも喋らないといけなかっただろうし。。

 

姉とお友達は英語があまり得意でないのでせっかくのディナーが苦痛になっては可哀想だったので、こっちでよかったわ。

 

 

 

 

 

 

席に座っていよいよディナーが始まるか!!

 

と思いきや。。


 

シェフがでてきて今晩のメニューについて30分もお話しされてしまいました。。。

 

日本からやってきた軍団は、

 

英語の話なのと時差ぼけでウトウトしだした!?

 

 

飲み物&食材だけでなく、使っているスパイスまでもすべて100マイル以内で採れたものだそうで、

 

シェフの意気込みが感じられましたが。。。お腹も空きました。。。

 

話はもうちょっと短くてもよかったんじゃないかなあ。。

ディナーに5時間かかる理由はここにもあった?

 

 

 

やっとワインがつがれて宴の始まりです!!!シャンパンシャンパンシャンパン

 

 

 

 

食べるのに忙しくて写真もそこそこですが。。

 

 

 

出てくる料理には見事にマッチングされたワインがどんどんつがれます。

 

もちろんアルコールの飲めない人様にジュースもありますが、値段は変わりませんので。。。

 

 

なので、飲めない人は。。。行かない方がいいってことですね。

 

 

私達は全員食物アレルギーなどなかったので問題なかったですが、

 

料理はすべてレストラン任せ。

 

 

普通のレストランみたいに、ベジタリアン・メニューにして。。。なんてのもなし。

 

一年の中で、ベジタリアン・ディナーのテーマの時があって、

 

ベジタリアンの方はその時にいらしてくださいということらしい。

(強気!)

 

 

 

食べ残したものも持って帰れません。

最初のガーデン・ツアーにいた豚が丸々太っていたのは。。。。

 

お客さんの食べ残しをもらって食べてるからだった!

 

 

 

私は一緒に行った他3人に比べると飲めないので、新しいのをついでもらっては味見。

 

次のも味見したいから、ついでもらったのを飲み干さない。

 

そうすると目の前にどんどんグラスがたまっていき、向かいに座ってる人の顔が見えない??

 

 

なんて、それはちょっと大げさですが、

 

 

逆に、飲める人は。。。

 

ディナーを食べてる間はグラスに入ったのを飲み干すと、サーバーの方がワインを持ってすぐにまたつぎに来てくれる。。

 

 

ってことは、飲み放題と言っても過言ではない!

 

料理によってはワインではなく、ビールがでてきたり、

 

途中、口休めのカクテルが出て来たり

 

 

食べ物と飲み物のマリアージュが素晴らしい。

 

 

 

そしていよいよデザート!!

 

だったのでしたが、

 

ここになんと。。。100マイルの罠があったとは。。。。

叫び叫び叫び

 

 

 

たしか桃のコブラー(Cobbler)みたいのだったと思うんだけど。。。

 

 

100マイル以内で採れてないと出せないから、デザートに

チョコレート

が出ない!!

(シアトルでカカオ育ててるなんて聞いたことない!)

 

 

えええええ?

チョコレートの出ないデザートなんて。。。

 

 

クリープをいれないコーヒーのようなもの。。(古っ)

 

 

え?コーヒー???

 

 

コーヒーも出ないの???

 

100マイル以内じゃコーヒーもできないのね。。。

 

お茶は出ます。。ということでしたが、

私のあんまり得意じゃないハーブティーばっかり。。

 

 

 

私の様に食後のコーヒーは欠かせない人達は、

 

他のディナーのテーマもみんな美味しそうですので、ウェブサイトを見て他のタイミングに行くよう検討するといいね。

 

 

まあ、最後のデザートはおちとして、

出てきたお料理の素晴らしさ。。

 

お腹が一杯になった私達の幸せな夜はこうして終わったのでした。

 

 

 

 

その他の高級レストランと言われる

 

カフェ・ワニータ

 

 

 

キャンリス

 

 

にも両方一度だけ行ったことがあるのですが。。。

 

 

これだけ値段が高くてもそれでも行く価値がある!

と唸らせてくれるレストランだったのでした。。。

 

 

 

 

これらは全部、何度も行けるレストランではないけれども

  • 誕生日や、
  • 結婚記念日みたいな特別な日

だったら時々はこういう贅沢もいいよね~。

 

 

 

ハーブファームでは、人生の区切りの誕生日だった姉のテーブルにティアラ(おもちゃ)のプレゼント。

 

他のテーブルにもティアラしてる人が何人かいましたのできっと誕生日をお祝いしてたんだね。

 

 

つぎに行けるのはいつになることかわかりませんが、

人生は一度きり!

高い高いと言わずに一度だけでもいいから

 

皆さんもぜひ行ってみてください。

 

ハッピー・ダイニング!