今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。
先日亡くなったお友達のセレブレーション・オブ・ライフの式に参加する為、シアトルの南にある窪田ガーデンへ行ってきた。
このあまりシアトルの人に知られていない日本庭園、
UWの近くの日本庭園に比べて、
シアトル市が買い上げてからは入場無料という太っ腹。
だけど駐車場が小さいのが玉にキズ。
Lyftで行くか、レントンのパーク&ライドからバスに乗って行くといいかも。
(お友達の健太郎君がここの石垣プロジェクトを完成させたエッセイがジャングルシティーに載ったので読んだ人もいるかな?)
彼女は生前窪田ガーデンを散歩するのが大好きだったそうだ。
紅葉の時期にまた来れたらきっと綺麗だろうなあ~。
犬を連れてる人をたくさん見かけましたので、連れて行ってもいいんじゃないかな(?)
シアトルは、何度も言うようですが日系人も多く住んでいて、日本庭園のような雰囲気をとても大切に思ってくれる人達がたくさんいます。
なのでこんなところも存在するわけですね。素敵~
さて、セレブレーション・オブ・ライフの話ですが、
最近はお葬式ではなくて、亡くなった人の人生のお祝いを集まったみんなでするのが多くなってきた。
セレブレーションは残された人たちの為にやるので(もちろん本人はいないので)、
めそめそ帰ってこない人を思い泣くよりも、彼らの人生を祝ってみんなで笑いながら送ってあげるというコンセプトに私も賛成。
セレブレーションに集まった人たち(家族や友達)をみると、その人が生前どんな人だったかがよくわかる。
今回は特別なスケジュールもなく、彼女について話したい人が順番に立ち上がってみんなの前で話をするスタイルだった。
その中でも印象に残ったコメントは。
"She was quiet.... she did not need to scream anything..."
(彼女はとっても静かな人だったけど、それは叫んで人に聞いてもらう必要がなかったのよ)
私もアメリカでは静か過ぎるとよく言われるが、私の場合はアメリカ人に対抗できないむなしさみたいなものがついてくる事が多々ある。。
彼女の場合は、心がおおらかで受け皿が大きく、自分の意見を無理に聞いてもらわなくても良かったってことだと思う。
"Let me call my mom. She will give you a hug"
(ちょっと待って、私のママに電話するから。彼女のハグはよく効くのよ)
彼女の娘さんの親友が、まだ彼女達が学生の頃、悩み事を娘さんに打ち明けていたら、娘さんが言った言葉だそうで、
彼女は本当に飛んできて、娘さんの友達に何が問題なのかも聞くことなく、Bigハグをしてあげたとのこと。
彼女のハグは、暖かくて心地よく、なんだか自分の悩み事もなんとかなるような気がしたって。。。
この話はほんと、生前の彼女らしい話で、彼女のおおらかさや暖かさをそこにいた人全員が恋しく思ったのであった。。
この日に立ち上がって喋った人全員が
"She was the kindest person I have ever met"
(彼女は私が出会った人の中で一番心の優しい人だった。。。)
と言って、それを聞いていた全員がその通りだと痛感していた。
自分が死んだ後、周りの人々は私の事をなんと言うだろうか。。。
来た人に渡されたセレブレーションのプログラムの後ろに書いてあった言葉
In the long run, the sharpest weapon of all is a kind and gentle spirit.
- Anne Frank
(どんな鋭い刃物でも、優しい心にはかなわないわ - アンネフランク)
彼女の人生に、乾杯!