今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。
ノン・ストップの女一人旅、いよいよ今日の夜日本に戻ります。
最後の日、アンコールワットを見ずにカンボジアは去れません。
と、いうことで、アンコールワットで朝日を見るツアーに申込んでありましたが、朝日の時間が6時40分はずなのに、ホテルピックアップが午前4時45分。
早いなあ~と思ったらやっぱり私のホテルが一番最初だったようで、その後いくつものホテルに行くのですが、ガイドと運転手、迷う迷う。。
ホテルが見つからないとか、部屋にも電話したけど誰も出てこないとか、
最初はうとうとしていたけど、だんだん周りがしらじら明てきたら、
"こんなので朝日に間に合うんだろうか~?"
と心配になってきた。。
後で聞いたら、最後のピックアップの人は40分も遅れて来たそうで、
”絶対置いて行かれたかと思いましたよ~”だって。
私がガイドでそんなにたくさんピックアップがあったら、ホテルの位置くらい確認してから出発するけどね。。。。
今日のガイドさんは、やっぱりカンボジア人のキムさん。
彼もシェムリアップで日本語を習ったそう。昨日のゴマンさんよりは滑らかな日本語を話す。
私はダチョウ倶楽部の上島君を日焼けさせた感じに似てる~と思い、
"誰かに似てるって言われたことない?”
と聞いたら、
"今は言われないけど、痩せてるときはよく言われました。。。。織田裕二って。。”
えっ?
聞いたのは私なんですが、ってことは、織田裕二が太ると上島君になるってことですかねえ?
はい、話はまた変わりますが、
結局朝日の時間の6時40分には間に合ったんですよ。。
すごい人でしょ。。朝日待ってる人達です。。
問題は、曇ってて朝日が出てくるの見れなかったんですよ。。。
とっても残念ですが、こればっかりはしょうがない。
私は午前中だけのツアーでしたけど、同じツアーのほとんどの人は丸一日コースで夕日まで見るツアー。夕日は見えたんでしょうかね?
アンコールワットは外景も素晴らしいけれども、建物の中のお話を伝える(Story Telling) 壁画も素晴らしい。
この時が一番ガイドさんがいて良かったと思いました。
説明ありとなしでは壁画を見ても感動が全然違っただろうしね。
ここでも、
”カンボジア人だったら一生に一度はアンコールワットを訪ねたいと思っていますよ。。。”
とキムさんに言われ。。
”世界中を見て回っている私は、本当に幸せだ。。。”
と思ったのでした。
次はいよいよ第3回廊へ行くことになったのですが、3回廊へ上るのに長い列ができてる。。
登れるのは一度に100人と限られてるそうで、100枚の札を、一人下りてくると、次に待ってる人に渡す仕組みだそうだが、私達が昇れるまでに45分も並んでいた。。。
納得いかないのは、朝日が見れなかった後キムさんに言われて目の前のお土産屋さんの店先に座って朝ご飯を食べることになったんだけど、
みんなが食べ終ったので
”行きましょう”
と言うと、僕の分も頼みましたので待ってて下さいと誰よりも遅くまで食べていた。。。
私がガイドでこの第3回廊に登るのにかなり待つことを知っていたら、朝ご飯を後にして、まずここの列が長くないうちにお連れします。。。ってのがガイドの見せどころじゃないのかしら???
(ちょっと怒ってる?)
第3回廊はいつも開いてるわけじゃないし、人数制限もあるし、階段も急でお年寄りや足が悪い人が上がるのは大変。
上からの景色は素晴らしかったし、並びはしたもののまあ、結局は今回行けてよかったです。
結果的に言うと、アンコールワットに訪れた事は120%満足なんだけど期待が大きすぎたせいか(朝日がみれなかったせいか)、ちょっとがっかりの処もありました。
何故かというと、今まで見たアンコールワットの写真はどれもジャングルの中にそびえたつアンコールワット。訪れるのにも一苦労的なイメージだったのに、実際は目の前まで観光バスで行ってバスが待ってるその目の前にはお土産屋さんがびっしり。
観光客なしには成り立たないカンボジア、私もそのうちの一人なんだからしょうがないのね。
次に訪れたのはアンコール・トム
車が一台ぎりぎり通れる門を通りくぐります。
像で回るツアーもあるみたい。
ここは顔がたくさんあるので有名なんだけど、このスポットからしか一つの写真に顔を3つ収めることはできないんだって。
それに一番前の顔が京唄子に似てるって、日本人の間では有名だとか。。。
この顔はカンボジアのお札に使われてるっていうんだけど、シェムリアップは観光地ですべてUS$で大丈夫。
ベトナムで100ドルだけホテルで両替したのでシェムリアップのホテルでもお願いしたら、US20ドル札を全部$5と$1ドル札にしてくれた。
私がびっくりして、
”違う、違う、カンボジアのお金にして”って言ったら、
”ここではUS$を使いますよ”っと言われたので、
一度もカンボジアのお札を見てないのだ。。
最後に来たのはタ・プローム遺跡。
ここは
- クワ科のガジュマルという木に遺跡がかなり浸食されているのと、
- アンジェリナ・ジョリンの映画”トゥームレイダー (Tomb Raider) "の舞台
になったので有名。
ははは、最後の写真は別として、
浸食のあまりの激しさに修復を試みたが、今では巨大な樹木は遺跡を破壊しているのか、それともいまや遺跡を支えているのかという議論がやまずそのままになっているそう。
午前中のツアーはここで終わり。
午前4時45分から始まっているのでかなりフラフラ。
夕日までみる丸一日コースの人達は最後まで自分がどこ行ったか覚えれいられるのかしら?
オールド・マーケットで降ろしてもらって、キムさんに聞いてあったレストランで昼ご飯。
カンボジア料理は、中華料理をやさしくした感じ。
美味しかった!
その後やっとここで日本へのお土産を買うためのショッピングだったんだけど。。。。
マーケット内、歩いても、歩いても、歩いても、びっちりと並んでるお土産屋さん、売ってるものがほとんど同じ(に見えるだけ?)。
みんなどうやってこのお店から買うって決めるわけ?
味見してと言われる干しバナナなどのお菓子系もあんまり美味しいと思わないし。。
どうしようと思いながら歩いてると。。
”日本人の方ですね~”
”え?”
真っ黒に日焼けした男の人、思わず
”日本人の方ですか?それとも日本語を話すカンボジアの方ですか?”
”はい、日本人です”(笑)
彼のお店で勧めてもらったお菓子は美味しいし、なんとなく他の店より品質もいいような気がしたので。。。
全部彼のお店で買わせていただきました。ここは同郷のよしみってことで!
そうじゃなかったら、ほんと、どこで買っていいのかわからなかったので助かりましたよ。
もともと買い物好きでないので、またどっと疲れてホテルに帰ることに。
そして、帰りの飛行機の時間まで。。。。。
そうだ、マッサージに行こう!
マッサージ、安いと聞いていたのでぜひ行きたかったんですが、なんせ時間がない!
その上、実はベトナム2日目の夜、
初日に
”バスタブがツルツルだなあ~、滑らないといいなあ”
と思ったんですが、その後すぐ2日目で、片一方の足はすでにタブの外に出ていて、もう一方の足を出そうと思った瞬間、そのタブに残ってた方の足がつる~っと後ろに滑って。。
そのせいで、もう外に出ていた足の、ちょうど膝の後ろを思いっきりぶつけてしまいました。
痛くなかったので大丈夫とは思っていましたが、ちょっと腫れてるし色も紫色。内出血してる。
マッサージ無理かなあ~と思いましたが、これで日本に帰っちゃうし。。
ホテルの人に紹介してもらった歩いて5分の高級マッサージ店へ行ってみる。
60分US$30のコース。。。”安い!お願いします。”
肩こりがひどくシアトルでもマッサージに行きますが、2.5回行ける値段。
すぐに冷たいおしぼりが私の目の前に運ばれてきた。。
手と顔をそれで拭いた私は、サンダル履きで赤土のアンコールワット遺跡を歩き回った足を拭き始めたら、
受付のお兄さんが飛んできた。。。
”お客様、それは顔を拭くタオルでして足は後程マッサージ師が洗いますので。。。”
”あら~、ごめんなさい。。”
あんまり足が汚いので失礼かと思いしたこと。。ほんとすいません。
言われた通り、花びらの浮いた水の入った桶をマッサージ師が持ってきてくれて足を洗ってくれました。
おしぼりが真っ黒だったので、この水もきっと黒くなってたよね。。きっと。
マッサージ室はとっても綺麗でシャワー室もついているほど。
紫色の足も、色が変わってる所を指さして、
”No Touch~"
と言ったら理解してくれたようで触られませんでした。
マッサージはとっても上手で、終わった後も美味しいお茶と食べごろのマンゴーを出してくれて、
”これで$30だったら毎週来たい!”
と思うほど。
カンボジア行かれる方、ぜひマッサージ行って下さい!絶対お得。
これで私のカンボジア滞在は終わり。
カンボジアはベトナムに比べると”優しい”感じ。。。(人とか、交通とか、その他いろいろ)
だけど、
街中には地雷で足を無くした人とかたくさん歩いているし、物乞いもたくさん。
”観光客”の私達にだって、”まだ見つかってない地雷がたくさんありますので、あんまり整備されてないところをうろうろしないようにね”
と必ず言われます。
冗談じゃないんですよね。本気の話なんですよね。
シアトルや日本に住んでると、自分がいる所が危険だと感じることもほとんどないし、貧しい人達もほとんど見ない(シアトルに住んでる人は見るかもだけど、イーストサイドだとほとんど見ない)。
幸せボケしちゃってるんですよ。
電気も水も通ってないカンボジアの家に住んでる人達を見て、何もできない自分の無力さがちょっと悲しい気もします。
それでも私が世界を見に行き続けるのは、
そんな私達とは違う生活レベルの人でもみんな一所懸命生きているのを見たい為。
そんな人達も、自分達の国や文化や自然を誇りに思って生きていることを見たい為。
私の旅は続くのでした。。
次回は日本編に行く前にもう一回シアトル編です。
ハッピー・アドベンチャー!