初冬
晩秋
とも言う
私の故郷の稚内は秋が短い
あっという間に冬になる
長い冬の始まり
室内での遊びが増える
その中でもカルタには特別の思い出がある
北海道の百人一首は下の句カルタである
木の札だ
そして非常に勇壮である
3人一組
気合いが凄い
いかにも北海道の自然そのものの荒々しさがそのまま残っている
私はカルタの名手だった
まあ中学までの話だが
カルタについては亡き父との思い出が深くある
いつか話せる時があるかもしれない
初冬
季節の移り変わりで一番寂しい季節
人は必ず死ぬ
この当たり前の事を人はなかなか受け入れることができない
若い時は死など怖れなかった
だが歳を経るごとに恐ろしくなって来た
死が怖くなってきた
ある意味当然だろう
だんだんと死を意識せざるを得ない年になったのだ
私はいつまでこうして生き続けるのだろうか
いつまでこうして心が時に凍てつくのだろうか
静かに落ち着いて暮らしたい
私は本当は初冬が嫌いだ
あまりに寂しくなるから
長崎で10何度目かの初冬
いまだに慣れない自分がいる
北海道の稚内の
ピーンと張った静謐な朝が恋しい