[08月19日] ヨーロッパが経済危機で音楽文化を殺すとは

ヴァイオリンの名器にEUの空港が巨額の課税のニュースに唖然とした。
以下、再転記です

『堀米(Horigome)ゆず子 (55才)氏は東京からANAでフランクフルト空港に到着、transitで乗り換え、そのまま夫と子供と一緒に住むブリュッセルに向かう予定だった。
ところが、フランクフルト空港税関が、所持していたバイオリンに目を付けた。
この愛用のバイオリンは有名なグァルネリ製17世紀製造のヨゼフ・グァルネリ・デル・ジェスだった。
骨董品としての価値があり、1億円として見積られている。
空港税関はこれを見逃さず、骨董品としてVAT19%の課税、つまり1千9百万円の請求を行った。
更に税関申告を怠った事から、脱税容疑として更に罰則課徴金1千9百万円の請求を出した。
堀米ゆず子氏はバイオリンなしでブリュッセルに向かう事になってしまった。 彼女は3千8百万円の支払いが出来なければ、このバイオリンは永遠に彼女の元に戻る事はない。
EU統一税関法では、EU以外の国からの品物には関税と付加価値税(ドイツの場合、現19%)を課税する事が出来る。 これは目的地でなくても、途中降り立った空港内でも有効。
以前にすでに支払った場合は必ず領収書などの証明書類を携帯する必要がある。
430EUR以下の商品は税関申告の必要なし。17才以下の子供は175EURまでの品物は無税。
現金は10.000EURまでは口頭での申告で可、となっている。
よってバイオリンはフランクフルト空港で課税されなかったら、ブリュッセル空港で課税された事になる。
彼女がブリュッセルに住んでいるのなら、この事は知っておくべきだった。
今までは骨董品としての価値は見過ごされてきたのであろうか』

音楽家にとって楽器は一部である。しかし経済危機が価値観を狂わす典型例だ。
資本主義の悪い面がここでも出る。DNAに欠陥があり本能がそうさせるのだ。
DNAプログラムに埋め込まれた種の生存本能が元凶なのだから皮肉なものだ。

神(=自然)はプログラムに自分のDNAを広めたい欲望を仕組んだのである。
確かにその効果で人口が爆発的に増え続けている。産業は商売から交易に進む。
元は分業だが商売の上手い資本家が富と資源を手に入れ、その権利を守るのだ。

利己主義が武力の争いになり戦争が起きる。その非を悟った筈だが抗争は続く。
闘争本能があるためだ。なければ自堕落だ。富裕階級が出来て文化が開花した。
しかし組織化した構造は簡単には変らない。一応、社会秩序を形成するからだ。

政治や経済界は音楽を理解するより金儲けが第一だ。楽器の価値の法律を作る。
それが音楽の文化を破壊することに気が付かない。芸術家の立場は弱いものだ。
経済的に余裕があれば文化的教養が備わり芸術の価値が分かる。それが反対だ。

芸術を理解し芸術家を尊重するのが先進国だったが今は金だけの政治ばかりだ。
芸術の影が薄くなれば商人根性がむき出しの野生に戻り戦争の危険性が増すよ。
[08月15日] 終戦が6月22日に決められなかったわけ

NHKスペシャル「終戦」を観た。ロンドンで極秘電報が解読保管されていた。
ソ連参戦の情報が日本に打電されていた。しかし陸海軍は本土決戦が先にある。
敗北は時間の問題とリーダー達は伝わる情報から分っていたのに言い出さない。

番組は膨大な資料や録音から3ヶ月前に終結の機会があったことを突き止めた。
ソ連参戦の動きが外務省に伝わらない。例え伝えても謀略だと一笑に付される。
番組はトップ達が責任逃れで勇気がなく終結を言い出せなかったと締めくくる。

そして原発事故にも触れ誰も責任を取らない。戦争から何を学ぶべきかと問う。
著名人や若い歴史研究者が軍組織の心理分析や解説をするが視点に欠落がある!
数理的脳科学の視点が完全に抜け落ちているのだ。文系出身には考え付かない!

理系と文系の垣根を取り払う時が来ている。生きものには本能が備わっている。
本能とはDNAプログラムに埋め込まれて欲求や欲望を生じ行動させる仕掛だ。
子供時代は健康に育つように食欲や運動欲を起こし、思春期には性欲が第一だ。

このままでは動物だ。人間社会は組織化して社会秩序の理性で本能を抑え込む。
理性とは自分の保身を最優先させるために狡猾に振舞うことだ。保身は体面だ。
狡猾は良くないと教え込む。支配者と金持ちは狡猾が許される。情報操作もだ。

ギリシャ時代からあるイソップ物語が洗脳の原典で擬人化で善良が良いと騙す。
親友や友好国は裏切らないと決め込む。保証などない。誰でも皆エゴイストだ。
戦争に加担した国民も悪いと思うだろう。いじめと同じく催眠術をかけるのだ。

脳の構造は支配する欲望と支配される欲望が同居している。それで生き延びる。
原爆投下や領土問題それに大統領や政治家の行動が脳の仕組みを解かせたのだ。
資本主義と民主主義は両立出来ない。DNAは神の未完成作品。教育で手遅れが生じる等。

あなたはいくつ人格がありますか?脳の黄金定理には逆らえない。本能に逆らうのが勇気だ。

[08月08日] ちいちゃんの終戦という小コンサートを聴く

愛知県芸文センターの中リハ室で開かれた音楽会に出かけた。朝10時半開演。
つつみあつきさんのクラリネットコンサートだが歌あり朗読つきの音楽ありだ。
彼を中心として回りにいる音楽家達が手伝っていろいろな面で会を盛り上げた。

私が後援会長をしているソプラノ歌手の谷上節子さんが珍しく日本歌曲を歌う。
ドイツリートが専門だが最近は範囲を広げて歌の魅力を知らせたいと意欲的だ。
つつみさんとは長いことMiAの会等で宗次ホールや芸文で共演している仲だ。

最初は小川裕三作曲のクラソナタ。ピアノは伊藤真理子さん。耳によく馴染む。
続く谷上さんの日本歌曲の編曲も小川さんだ。リズムも曲想も斬新で爽やかだ。
人は見かけによらないものだ。MiAの会では埋もれていたような才能を見た。

昔懐かしい文部省唱歌を変則的なリズムとクラの変幻自在な音色の助奏で歌う。
誰でも知っているメロデイと歌詞がきれいな声で歌われるのを彩り豊かにする。
ピアノのリズムはジャズのスイングと同じく足でステップを踏んでいる気分だ。

中リハ室は天井が上の大ホールに合わせて高さが違う効果で意外と音響が良い。
後半は終戦の日が近づいて夏の日と言うこともあり戦争の記憶を甦らせる曲だ。
疎開先から少女が母親に逢いたくて名古屋に戻ると空襲で城が燃え落ちてない。

実際の体験に基く作文のナレーションと音楽と照明効果のコラボレーションだ。
作曲は名古屋の小塚憲二さん、艶のあるナレーションは女優の小瀬水素子さん。
午前中なのに大勢のファンが集まって暖かい拍手でつつみさんに共感を伝えた。

実は終戦の思い出は私も負けていない。敗戦と原爆と無条件降伏と神風等々だ。
後になってポツダム宣言を学び、受諾しないために原爆投下の口実を作らせた。
実際は大統領選挙のための人気取りだ。かと思うと大津の中2自殺の市教委も。

隣の韓国も竹島を現職が訪問。どれもこれも旧い頭の保身本能の醜さが見える。
どうも神(=自然)の創り出したDNAにはいくつかの欠陥があるようなのだ。
人口を増やす性本能の仕組みが効果が大き過ぎて貧困と戦争の原因が生まれる。

それを防ぐための英知が未熟なのだ。それを考えていたら公開するのが遅れた。