息子が中学生の時、



通信教育で自分ひとりで計画的に進め

塾で授業を受け、宿題をし

中学校で授業を受け、宿題をする



自動的に単元を3周するシステムが出来上がっていて


スキマ時間も使いながら、効率よく勉強していた。




ところが高校入学後は、



通学時間が伸び、部活で帰宅が遅くなり


なによりも


学校から出される大量のハイレベルな宿題や、予習と復習をこなすため


入塾は見送っていた。




通信教育は継続していたが、高校の進度が早過ぎたため、辞めてしまった。


先の単元を取り寄せていたが、それでも学校の授業進度に追いつかなくなったのだ。


高校1年生の単元は、高校1年生でないと受講出来ない仕組みだったので


高校1年生で高校2年生の単元を取り寄せたくても、出来なかった。




高校生になり、3周勉強するシステムは崩壊した。




その上



高校ではより予習に重きを置いて進めていかなければ、授業を理解出来ない。


そもそも板書をノートに書き写す時間もないので



中学生の時と同じようにやっていては上手くいかない。




塾も通信教育も辞めてしまったのだから


自分で、予習→授業→復習と勉強のやり方を確立しなければいけなかった。




だが、息子は


高校生になって、勉強のやり方を変える事が出来なかった。



変える事が出来なかった、というより



塾も通信教育も手放し、どう進めていけばいいのかが分からなかったのかもしれない。




自分で全てをマネジメントするとは

いきなり出来るようになるものでもないだろう。



高校の勉強だけではなく

大学受験に向けてやっていくためには



中学生の頃から、高校受験を通して

自分自身をマネジメントする力を付ける必要があったのかもしれない。




塾に通わせて、勉強させて、成績が上がっても


結局のところ


言われるままに、与えられるままに勉強するだけでは



それだけでは、



駄目だったという事だ。