私立大学附属高校記念受験不合格の弊害



現役での大学受験中も

一浪して迎える2度目の大学受験中も


その事が頭から離れなかった。



息子は、県立のトップ高校への合格を果たしたのに


私は、その後の息子信じる事が出来なかったかもしれない。



どこかで



『頑張っても届かないのでは?』

そう思ってしまう自分がいたのだ。



「きっと大丈夫だ」と信じ切れない


どうせまたダメに決まってる!

、、、あの時と同じように、、、




そんな気持ちは、言葉にする事は無かったが

態度に出ていなかっただろうか?


いや、むしろ


『あの高校に通っていたんだから、良い大学に入って当然だよね』


なんて、漫然と考えていた節もあったかもしれない。




どちらにしても



私は、

《目の前にいる息子自身を見ていなかった》




そのことに尽きる。





息子の置かれている現状から目を背け


息子の通っていた高校の実績だけを見て



息子自身を信じられなかった私。



それ自体が



大学受験への大きな弊害となったのではないか?と自問自答する。




息子も自分自身を信じて突き進む勇気を持てなくなってしまったのではないか?


普通に高校受験すれば良かったのに、とてつもない高い目標に向かわせ、撃沈し




何のために、勉強しているのか




分からなくなってしまったのではないか?





小学校時代はのびのびと学んでいた息子。

授業態度は良くなかったので、通知表はイマイチだったが、テストはほぼ満点だった。


算数と理科が特に好きだった。


中学生になっても数学が好きで

「教科書にない解法で問題を解けないか」と

数学の先生方と議論を交わしていた。



その時の【理科が好き】【数学が好き】

その気持ちと、息子の中にあった小さな自信を


ただそっと育てていけば良かったのに



大きな期待を掛け

無謀な挑戦をさせ


やりたくない事をやらせてしまった。