高校受験で記念受験する人はどれくらいいるのだろう。
公立小学校から公立中学校へ進学した息子は
普通なら
地元の私立高校を1校
地元の県立高校を1校
合計2校受験して、
県立高校が合格なら県立へ進学
県立高校が不合格なら私立へ進学
この受験スケジュールで充分だった。
それが、
成績が良かったというだけで、厳しい戦いに挑む事になってしまった。
いや、本当は
その厳しい戦いに挑むか、挑まないかは選べたのだ。
選べたのに、
偏差値の高い高校へ行く事が
息子の将来にとって良い事なのだ、と思い込み
追い立ててしまった。
塾から
「有名私立大学附属高校を受験してはどうか?」
と、勧められた時
まるで自分が認められたような気持ちになり
その高校も受験出来るんだ、と舞い上がる様な気持ちになった。
、、、が、
別に合格が保証されている訳でもないし、
実際に受験するのも、勉強するのも、息子本人だ。
有名私立大学附属高校にもし合格したなら
そのまま大学へ進学出来る可能性が高い。
【記念受験】とは塾から言われたわけではないが、
その高校に、何の対策もなく合格出来るはずもない。
ほぼ【記念受験】に等しかった。
数学と理科が本人にとっても自信のある教科で、得点源だったが
英語が苦手だったので
私立大学附属高校の受験となると、理科で勝負出来ない、英語が弱いという時点で
候補に挙げるべきでは無かったのだ。
ただ《受かればラッキー》くらいの気持ちで、軽い気持ちで受験する事にしたが、
これは大きな間違いであった。
受験とは、真剣勝負の場であり
軽い気持ちで受けるにしても、ある程度の準備が無ければ
やるだけ時間の無駄だ。
では、ある程度の準備を、と思っても
そう簡単に出来る準備ではない。
過去問をやるにしても、相当の時間を必要とする。
あれもこれも手を出して、結局、全てが中途半端になる可能性が高い。
結局受験はしたものの、不合格だった。
