ビッグモーターの不正請求事件に思う事がある。
それは【数字ありき】という事だ。
修理する時に一台あたり14万円というノルマが課せられていたという。
修理は一律ではないので、もちろん普通に修理を請け負っていれば14万円という請求は出来ない。
ノルマ達成のために社員が考えついたのが、不正請求だった。
パンクしていないタイヤを自然にパンクしたように細工したり
新品のバッテリー代金を請求しておきながら、中古品を無断で設置したり
そうやってノルマ達成を目指していたようだ。
ニュースで元社員だったという人の話を聞いて悲しい気持ちになった。
「ビッグモーターで働いているという誇りは無かった。」
と話していたからだ。
お客様を騙し、壊れていない部分を壊して修理をする。
会社からのノルマ
会社の売上げ金
数字に追われ、
お客様を見ないで、会社や数字ばかり見ていた。
そういう事だろう。
受験と一緒じゃないか。
いや、受験というより、
《過去の私と一緒だ》と思った。
本当に向き合わなければいけないのは、何か。
忘れてはいけない
相手は【数字】ではない。
【生身の血の通った人間】だ。
仕事も 子育ても
相手は【人】なのだ。
人を蔑ろにして数字を求めてはいけない。
