財政破綻の恐怖 | GoldenTriangle

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こんばんは

今日は「財政破綻」について、考えてみようと思います。

日本でも2006年に、北海道の夕張市が財政破綻しましたよね。

夕張市は炭坑で栄えた街です。
1960年には約12万人もの人口があり、石狩炭田の中心的な都市としてにぎわっていました。
しかし、主要エネルギーが石炭から石油へ移り変わると炭坑経営は悪化して、閉山。
炭鉱から観光へ産業転換を図ってテーマパーク「石炭の歴史村」を建設し、映画祭や名物の夕張メロンをアピールして集客に乗り出したもののうまく行かず、過大な投資による赤字隠しが発覚して破たんしました。
2007年3月6日、国の管理下に入って353億円の借金を返済していくことが決められ、その後、財政健全化法が成立して、2010年に全国初の財政再生団体となり、完全返済へ向けて気の遠くなるような道を歩んでいます。

自治体が破たんしたら、どうなるのでしょうか? 

夕張市の場合、公務員の給料は平均で4割削減され、職員数も半分以下に減らされました。
市民税、水道料、下水道使用料、軽自動車税などは軒並み値上げされ、ごみ出しも有料となりました。
小学校6校と中学校3校は、それぞれ1校に統合されました。
市役所以外に5か所あった行政窓口もなくなり、運転できない人にとっては、住民票を取得することさえ一日仕事になってしまいました。
夕張市立総合病院は診療所に縮小され、人工透析のために隣の岩見沢市立総合病院まで通う人たちのマイクロバス代は、市の基金で補助しても、現在1人あたり1か月に2万円かかっています。

こうした「最高の費用で最低のサービス」の結果、人口の流出が続いて、2013年に1万人を切り、企業誘致もあまり進まず、今でも厳しい状況です。


財政破綻は日本の夕張市だけじゃなく、アメリカのデトロイトでも起こっています。


デトロイト破綻の理由

ミシガン大学のマーティン・ジマーマン教授

「デトロイト市は人口が減り続ける中、インフラを往年の規模のまま提供し続けた。そして公務員OBの年金や 医療保険もそのままにしておいた。つまり、市は縮小する状況に対して、有効な手を打たなかった。これが大きな要因」と説明する。





夕張市と、デトロイトの共通点は

「人口の減少に対し、有効な手を打たなかった」ことみたいですが、

もし、これが財政破綻を引き起こす原因であるならば、

現在の日本はどうなんでしょうか??




もうすでに、夕張市が財政破綻した時の数字に近い自治体もたくさんあります。

経常収支比率が100%を超えていないとはいえ、

大阪市
仙台市
川崎市
北九州市
札幌市

と、政令指定都市の大都市もかなりの数字です。

もし、上記のような主要都市が財政破綻を起こしたらどうなるのでしょうか??

財政破綻したデトロイトの現状は以下のようですが、このようなことが日本でも起こる日が来るのでしょうか??

〇人口68万人(最盛期は185万人で60%超の減少)

◯失業率18.3%(全米平均8.0%)

◯暴力犯罪率は全米一で国内平均の5倍(20万人以上の主要都市)

◯年間13万件超の犯罪が発生し、検挙率はわずか8.7%

◯1年間で殺人344件、強姦426件、放火958件、強盗・窃盗・盗難4万8735件

◯街灯の40%が故障

◯警察官は通報してから到着するまで平均58分(全米平均11分)


まさに犯罪天国!!

検挙率たったの8.7%ですよ!!


これから日本が迎える

「人口激減社会」

日本はどのような国になっていくのでしょうか??

そして、僕たちはこれからどのように対処していかねばならないのでしょうか??

難しい問題ですね。


ちょっと暗い話しになってしまったので、本日はこのくらいで。


本日もお読みいただきありがとうございました