「春までしかそばにいられないんだ」
とキミに告げられた
あの夜あの公園で
「そうなんだ…」
とぼんやり呟いて
オリオン座を見上げた
見かねたようにしてキミに
「どうした?」
って訊かれるまでわたしは
遠くの星を眺めていたことに気付かなかった
その方角にある街へキミは行ってしまうから
あの日を境にわたし達の関係は変わってしまって
あの日にふたりそのままでいられたなら
違う別離(わかれ)があったのかな
わたし達は大人になってしまっていて
恋がキレイな思い出のままでいられるほど
コドモではなくなってしまっていた
今となってはもう
遠くの空に想いを馳せたりなんてしないけれど
ミラクルショート シンデレラの憂鬱
午前零時の鐘が鳴って、シンデレラはお城の舞踏会パーティーから駆け出した。
着慣れない、パニエの入ったボリューム満点のドレス。
履き慣れない、7cmヒールのガラスの靴。
下手したらヒビが入って、足をケガし兼ねない。
そう思った矢先、ドレスで見えなかった階段を踏み外した。
ドンドンッ!と数段、勢いに任せて滑り落ちた。
「いたた・・・」
お尻をさすりながら立ち上がり、なんとか片方の靴は見付けた。
だけどもう片方・・・振り返ると、上段の方に乗っかってる!
あぁ・・王子サマが駈けて来る・・・・!
「大丈夫ですか・・・!?」
そんな声が微かに届く。
赤絨毯の敷かれた立派な階段で尻もち着いてるあたし。
は、ハズカシーッ!!
彼女は裸足で一目散に逃げ出した。
今夜の記憶は美しいままでとっておきたいの・・・・!
この乙女心をわかって、王子サマ!!
・・・あのガラスの靴を落としていったのは、シンデレラが“小悪魔”だったからだ。
なんて囁かれてる今日この頃。
あたしのお尻には青タンが残ってる。。。

こんにちは&初めまして!
ここは、妄想癖ちこの不定期連載小説のブログです。
ほんとは少女漫画家目指しだったのですが、
もっと自分を世の中に売り込もうと思いましてw
漫画でしか描けないコト、小説でしか描けないコト、
つまりは、漫画ならではの表現の仕方、
小説ならではの表現の仕方があって、
そこを楽しみたいなぁと思っていて(偉そうですが(;´▽`A``)、
気張らずマイペースに書いていきたいと思っています。
駄文ではありますが、出来るだけ沢山の人の心に
届くといいなぁと思います。
誤字脱字ありましたらごめんなさい。m(_ _ )m
さてこちらの『プラグレス文庫』、
“progress”の読み方(発音?)は、
見栄えと語感の良さで『プラグレス』としました。
そしてこのタイトルの由来なのですが、
中学の頃、社会科の授業で『班(懐かしいw)毎で会社を創る』
というのがありまして、
あたくし政治経済全く意味が解っておりませんで、
資本金とかは男子にお任せして、
「出版社を作ろう!!」
と一人熱くなって突っ走り、
会社名を一生懸命に辞書で探し、この『プラグレス文庫』としました。
そして、最終的に個人としてどこの班の会社に入りたいかというのを
先生が集計した結果、
我が『プラグレス文庫』は、確か3位ぐらいで、なかなかの人気でした。
驚きです。
“progress”の意味は、
進行、前進、進歩、発展、発達、経過
などの意味があり、
“文庫”は、
書物を入れておく蔵、私人の設立した図書館
などの意味があるそうです。
他に、
出版物の形式のひとつ
とされております。
こう、未来が開けてる感じがいいですね。(自己満。)
それでは、よろしくお願いいたします。<(_ _ )>