前回はねこの道にそれてしまったので、軌道修正。硬いものに戻ります。

デジタルシンセサイザー「KORG M-1」を購入し、最初は音で遊んでいたが、
気になるのは内蔵シーケンサー。それまでシーケンサーといえば単音でピコピコ
なるようなものしか知らなかったのが、一気にマルチトラックのシーケンサーが
使える環境になった。しかしこれも正直使い方をマスターするのに苦労した。


元プログレキーボーディストの楽器考
ローランドの初期のアナログシーケンサー Model-104。24ステップのアナログ
シーケンサーでSystem-100というセット(本体、エクスパンダー、ミキサー、
シーケンサー、スピーカー)の一部。この後System-100Mというラックマウント
式の(Moog System55に似たような)ものが発売される。

音楽制作などをするのならともかく、ライブでの使用(それもオリジナルでは
なくコピー主体)がほとんどだったので、家でポチポチ入力するのにすぐ飽きて
しまい、とても8トラックをフルに使っての録音なんか出来ずじまいであった。
それでも曲のオープニングやソロのバッキングなどには時々使わせてもらった。
ある時のライブ、オープニングで「エルサレム」を演ったとき(E.L&Pのでは
なくENIDの、同じだけど)1コーラスでやめとけばいいものを間奏も入れて
2コーラス演ったら意外に長くて、側に立ってたベースの人間ににらまれて
しまった事があったっけ。皆さん、オープニングのソロは短めに。


元プログレキーボーディストの楽器考

さていろいろ新鮮な思いをさせてくれた「KORG M-1」であったが、2~3年も
使っていると、だんだん倦怠期に入ってしまってきた。実際はこの先何十年後
にもまだ、一番のお気に入りとして使っていくのだが、そこはまだ若気の至り
であったのか。この辺から「やはり本物の音を出すには、本物を手に入れるしか
ない」という結論に達し、ヴィンテージキーボード集めの道に進んでいくのである。