人は、何か成功すると、それを他人に自慢
したくなる習性があるようです。
自慢話となり紙媒体などになって出回る
ものとして合格体験記があります。
私は、合格体験記は、その内容を鵜呑みには
しない方が良いと考えています。
その内容自体が虚偽ではないにせよ、何らかの
意図があって、事実を脚色している可能性が
非常に高いからです。
まず、承認欲求や自己顕示欲による脚色です。
自分はすごいと言いたげに、話を盛っている
可能性があります。特に難関資格一発合格の
体験記は、気を付けたほうがよいです。
・本人の能力がもともと高い
・本人の環境や条件が恵まれすぎ
(実家が太い、身内や配偶者に合格者がいる、
受験に関する費用を親や配偶者が出してくれる)
・指導校の宣伝のため利用される
などが実際に考えられます。
働きながら受験の費用を工面して日々頑張る
事例と、何もしなくても身内がお金を出して
本人はあまり働かなくても、生活の心配もせず
受験に専念できるのとでは、条件があまりに
違います。
恵まれすぎた条件で「お勉強」を何年もさせて
貰っていながら、涙ぐましい苦労話として話を
盛るような事例がたしかにあります。ひどい
場合は、それを書籍にして、金儲けする場合も
あるのです。