よくビジネスでは「差別化」と呼ばれる

ことをします。

 

他所と自分で、こういうところが違うと

いうことを示すのが差別化といえそうです。

 

特定の資格を自分だけ持っていたら、それも

差別化の一つと言えます。

 

もちろん、仕事ができないと意味がないと

言われるのですが、資格がないと、その仕事

すら、やらせてもらえないことがあります。

 

宅建などはその典型です。

 

一方で、FPは名称独占資格ですから、それが

なくても、できる仕事はできてしまいます。

それは、能力のほか、法令などで無資格者の

仕事を禁じていないからです。

 

しかし、その差別化も、悪い使われ方をする

ことがよくあります。

 

能力がないのに、あるように見せかけたり、

非科学的なものや、詐欺まがいなものと関連

づけて、奇をてらうものなどです。

 

本業に、ミスマッチなものと結び付けて、

何やらすごいことをしているように演出する

事例もあります。肝心な時、官庁など然るべき

ところに出てこないといけない立場なのに、

四六時中旅することを自称して、自由人ぶる

先生に、仕事を依頼したいと思うでしょうか。

 

もちろん、価値観は人それそれですから、

ひょっとしたら、その肩書のほうが自由に

憧れる顧客を惹きつけるかもしれません。

 

嫌がる人は嫌がるけど、それで惹かれる

人が出てくるのなら、集客としては間違い

とは言えないでしょう。