FP技能士の試験は、年3回あります。
CFPの試験も、年2回あります。
これらの試験は、落ちても、仕切り直しを
すれば、また試験を受けられます。
これは、試験を受ける立場からすると、随分
ありがたいことです。試験に落ちたからと
いっても、予定さえ都合がつけば、ほとぼり
が冷めたころには再テストが受けられます。
しかし、少なからぬ国家試験など、年に1回
しかやらない試験もあります。
落ちたら「また来年」なのです。
その間に年を1つ取り、合格発表や最終合格
に至るまで、今年ではなく、来年のプロ野球
優勝チームが決まるまで待たされることも、
ざらです。
わたしは、いくつか資格を「試験に合格」する
ことによって取得しましたが、試験に落ちて、
「また来年」を幾度も経験しています。
落ちた時は、「また来年」と思うわけですが、
大学受験の浪人をしていたときはともかく、
さすがに今は職業もありますから、その間、
試験の勉強だけをしているわけではないです。
試験の内容が内容ですと、その範囲も広く、
難度も高いために、その1年でできることが
限られることに気づきます。
仕事でもそうではないでしょうか。向こう
1年間で計画を立てて仕事をしても、一人で
出来ることは非常に限られているのです。
「また来年」になった場合、仕事や生活も含め
自分に何ができるのかを考えます。
それは決して「同じことの繰り返し」ではないと
気付くのです。