自尊心が強すぎることによって、身を持ち崩す事例を

「山月記」にたとえることがあります。

 

この文学作品は、高校の現代文の授業で「羅生門」

「舞姫」などと並んでよく取り上げられるもので

ありますから、まさに授業で学び、その内容も、

国民レベルで知られたものといえます。

しかし、高転びした事例としては、その主人公に

例えるにはレベルが低いと思われるものがよくある

のではないでしょうか。

能力が低いのに、自分が優秀と思い込んでいただけ

なのです。

「先生」が依頼者などから預かった現金を横領して

懲戒される事例があります。

 

もともと能力がないのに、試験が簡単になったから

といって、安易に人の上にたつとどうなるか。

反面教師を見せていただいている気分になります。

 

あるSNS上で差別発言なども繰り返しながら、

正義の味方を自称していた「先生」が、依頼者の

金銭を持ち逃げして、雲隠れしている事例が実際に

あります。所属している会からも、公式に「声明」
をだすありさまなのです。

国策として、あの専門教育機関は失敗でしょう。

一般国民としては「この先生だいじょうぶかな」

と学歴を調べるようになりました。

 

最終学歴が当該専門教育機関ならば、不信感が募り、

大学(学部)や高校まで遡って調べ、基礎学力が

備わっているのかどうか、疑り深く調べるように

なりました。言い方が悪いですが、昔の難しかった

試験だと、そこまで合格者が出なかったであろう

低偏差値の学校出身者が急増したようです。

 

あの自称正義の味方も、最終学歴は、よりによって

現在では募集停止になってしまった専門教育機関

でした。かりに大学(学部)は比較的まともでも、

競争が楽な方を選んで人の上に立つ職業に就いた

ことになります。


職を持つ社会人が「先生」を目指すのであれば、

その学校に行かない方が賢明かもしれません。

そこを出てしまっても、学歴ロンダにもならない

でしょう。