収入は高くなくても短い時間だけ働いて終わり、
という仕事が理想であるというお話をしました。
しかし、ここに一つの問題が出てきます。それは長生きをしてしまったら
どうするのかということです。実質寿命ではなく、平均寿命ではますます
長生きになってきているように見えますから、多くの人が自分の時間を
削って、老後に備えようとしています。
確かに食べるだけ稼げればいい。でも、老後は年金もどうなるか
わからないし、貯えがないではすまされない。こう考える人が
ほとんどだと思います。
けれどもよく考えてみると、今の公的年金制度では、逆立ちしても
年金などもらえるはずがありません。これは制度が悪いのではなく、
子どもがいないからなのです。理由は非常に簡単です。
政府も年金支給を70歳からにする準備を進めているではありませんか。
もらえないものをもらおうとして、足りないからどうしたらいいんだろう
という発想自体がおかしいと私は思います。
ならば、死ぬまで働くしか、選択肢はありませんね。そして、体か頭が
ダメになった時点で自ら命を絶つことができれば、これが理想です。
したがって、「時間を稼ぐ」ための仕事は、年齢に関係なく、
最低限食べていかれるぐらいの収入を得られる仕事であるという
要件が必須になってきます。
はっきり申し上げると、我々の時代にはすでに「老後」というもの
自体が存在しないのです。「終身雇用」という言葉が死語になった
のとまったく同じです。
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