窮地を乗り切る能力<その17> | FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

FP独立成功術<ファイナンシャルプランナーの独立への軌跡>

資格を取得して、独立したいと考えている方は、現実的にどうやって仕事を得たり、収入を確保するのかがわからない方が多いと思います。そういった方々に、私が歩んできた独立への軌跡について参考にしていただけるのではないかと考えて、このブログを始めることにしました。

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「レベル3 乗り切るのに相当大変な窮地」について考えてみたい
と思います。
 
窮地の中で自分に原因があるものについては、自分に悪かった
わけですから、どのようにしたらいいのかを考えることはできると
思います。しかし、自分以外に原因があり、それにより自分が窮地に
立たされてしまうのは相当に苦しいものです。

FPとして独立して仕事をこなすようになれば、他のFPなど同業者と
協力して業務を行うことも多くなります。協力して行うケースでも、
依頼元がそれぞれ別のFPなどに個別に依頼する形であれば、
共同作業であっても、他のFPなどの失敗が原因で自分が窮地に
立たされるというところまではいかないでしょう。

しかし、問題となるのは自分が元締めとして依頼を受け、その一部を
他のFPなどに委託するようなケースです。これは非常に大きな
リスク内包していることになります。

具体的には、自分が信頼して任せた人間が失敗して問題を起こす
といったことがあります。その場合、依頼元が依頼しているのは
自分ですから、他の人間の失敗についても自分が全責任を負う
必要があるのです。

私は知らなかったとか、私がやったことではありませんというのは、
一切通用しません。もしそのようなことを言えば、せっかく自分を
信頼して任せてくれた依頼元との信頼関係を失うのは当然のこと
であり、自分の人としての人格さえ疑われてしまいます。

このようなケースは、乗り切るのが相当大変なレベルになります。
つまり、他人の尻拭いまでしなければならず、それに対する責任を
すべて自分独りが負うわけです。そして仮に、適切な方法で事態を
収拾できなかったとすれば、損害賠償の責に問われることも
珍しくはありません。

その経済的な損害については、誰が負担しなければならないのか
ということを考えてみてください。また経済的負担が発生しなかった
としても、長年の取引関係を絶たれたり、依頼される仕事が減って
しまうということも考えられることです。

窮地の原因が自分自身になくても、その責任は自分が負わなければ
ならない。これは相当に辛いことです。これを回避するには、予防しか
ありません。予防とは人を見る目を養うことです。信頼できる人間なのか
そうでないのかを見極めて、業務を委託するかどうかを決めるという
ことです。

しかしながら、わかる人にはわかると思いますが、その人間の本質を
見抜くというのは相当に難しいのです。表面上、信頼できる人間である
と思ってしても、実際には非常に無責任であったり、常識では考えられない
ことをしでかす人間だったということも珍しくありません。

私もそういった経験を極めて多くしてきていますが、それによって
失った信頼関係の損失や経済的損失は計り知れません。


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