今週は投資をしていない人まで「リーマンの倒産は大変だね!AIGも危ないみたいだよ」とこんな話があちこちで聞こえます。まさに「風説の流布」状態。しかし、良く考えるとこれに関わり得をする人は必ずいるはずで、今回の正解は「アメリカ」だろう。$主体から€がどんどん侵食し、運用の世界では「ユーロシフト」は当たり前の状態。それなら、世界をまたにかけて稼ぐアメリカの証券会社「リーマン」は世界に負債を残して破たん。まさに「アメリカを甘く見るなよ!」と言っているように思えてなりません。しかしながら同時株安も一過性で、立ち直りはアメリカ以外の市場は意外と早かった。これをアメリカがどう見るか?もう一段の大型破たんで金融を混乱させるのか?諦めて再建策を出すのか?興味深い週末となりそうです。