プロフィトイイジマ会長じぃじぃのブログ


ある職人さんの死の  続きです。

たくさんの材料  とたくさんの機械

とたくさんの道具  やたくさんの皮

たくさんの素材  たくさんの残った靴を見て

疲れ果ててしまった。その夜は神戸に泊まった


次の日の三宮駅である。

本町駅に向かった。

久しぶりに神戸の高架下を歩きたかった。


もしやと思ったがほとんどシャッターが

閉まっている。

これホントの神戸のど真ん中?


至るところで貸店舗の看板。



本町駅の駅もきれいになっている。

あの大震災が信じられないような回復です。


花隅公園の坂道の横にある

アリスと言うドイツの健康靴屋さんがあった。

特にうちの息子も修行に行った。

もう17年位前になるかな。

やめたのは知っていたけど。

時間と言うのは残酷だ。

その店はそのまま残っている。

周りはビールだけれどもこの一見だけは

小さな小さな一軒家で残っている。

調剤薬局として残っている。


ここは全国から整形外科靴を勉強している

靴屋さんが集まってきた場所だ。


日本で最初に健康靴を売った人

ドイツの靴の普及に努めた人

その人の名前はクリスチャン  アリスさんです

もちろんチャキチャキのドイツ人です。


ここにはドイツ人マイスターの

エドワルドヘルプストと言う

ドイツ人のマイスターがいました。

うちの息子はそのマイスターについて

いっぱい勉強しました。


本当に変わってないと言うのは

懐かしいし昔の思い出がよみがえってきます。

ここのお店はどちらかと言うと

社員の裏切りみたいな感じで最後は

やめざるをえなくなったような感じでした。

クリスチャンさんは辞める前に

横浜の家のお店にも寄っていただき

最後のご挨拶にいらっしゃいました。

彼女が言った言葉を思い出します。

私が育てたドイツのブランドの方が

みんなにとられてしまって

もう私には  何も有りません。

その言葉が耳に残っています。

時代はどんどん変わり

本当にいいお店がどんどんなくなるのです。

寂しい世の中になってきましたね。


その時彼女が持ってきた最後の記念品の

プレゼントがあります。

それが店に飾ってあります。

ドイツ人の好きそうなお皿ですね。

彼女は第二次世界大戦でヒトラーの時代に

蛇の  沼地を泳いで渡った話とか

いろいろお話ししてくれました。

ちなみに彼女が好きな植物は

日本の竹だそうです。

まっすぐに一直線に伸びそして柔軟に

しなやかな竹が好きなそうです。

なんとなくわかるような気がします。

また時間をさかのぼってしまった。

未来が過去になってしまった。

寂しいね。