ある日、僕が販売していたカードゲームGIFTという商品を、師匠のオフィスに持っていき、
「このカードゲームを売るにはどうしたらいいですか?」
と尋ねました。
「そのカードゲームはどんな人の困りごとを解決するの?」
と尋ねられたので、僕は「今このカードゲームは企業でチームビルディングで使われているようです。ですから、企業さんのチーム作りに役に立ってもらえると思います」
と伝えました。
「なるほどね。では、チームビルディングといっても、リーダーシップの課題もあれば、コミュニケーションの課題もある。
ダイバーシティー的な様々な価値観でチーム運営しているから、チームメンバーの価値観の共有という課題もあるよね。シンプルに目標達成というのもある。
一言で、チームビルディングといっても、たくさんの課題があるけど、このカードゲームはその中の一体どの課題を解決することができるの?」
そう言われて、僕は頭を抱えてしまいました。
「チームビルディングに使えると言うことはわかっていますが、その中のどの課題を解決するのかは正直よく解りません」
「そうだよね。それが分かってたとしたら、『どうやれば売れますか?』という質問にはならないからね。もう一度聞くよ。
『商売の定義』って何だったっけ?」
「はい、商売とはお客様の困りごとの解決です」
「そうだったよね。だとすれば、このゲームの開発者であり、売り手でもある君自身が、お客様のどの困りごとを解決するかわかっていないわけだから、乱暴な言い方をすると、
このカードゲームは、売ってはいけない商品ってことになるよね」
ガァァァーーーーーンっ!!!!!!( ̄◇ ̄;;)
…つづきはタップ。