「会津藩幼年者 什の掟」
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
二、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
会津若松で宿泊したホテルに
掛けられてあった。
当時の男児の気品たる
価値観ですけど、「七」以外は
現代においても同じく。
最後の
「ならぬことはならぬものです」
という教えが一番の真理だったりするw
書かれた方が、子供たちの
「なんで?なんで?」に
真摯に答えていくうちに、
「ダメなものはダメ」
に辿り着いたんだろうなぁ、
という痕跡が行間ににじみ出てます。
決して面倒くさいからではなく、
子供たちの未来を想って
ココに至る至極の愛。
厳しい掟を敷きつつも、
普段はよくよく子供たちの話に
耳を傾ける良い先生だったんだろうな。
田中家にも鬼の三訓があって、
一、嘘。
一、泥棒。
一、弱い者いじめ。
「この3つを行なった時は許さん、
特に弱い者いじめをしたら
半殺しでは済まさん」
と言われて育ち、
嘘と万引きがバレた時には
親父からもお袋からも
Wでボコボコにされたな。
そのボコボコ具合がヒドかったから、
お陰で弱い者いじめは一度もしなかった。
「なんで?」
なんて聞けない、絶対のルール。
「ならぬものはならぬ」
人としての道を教えるのに、
理由など必要ない
絶対の道理はあるものです。