カタナのフロントフォークオイルを交換します。この車両はセンタースタンドが外されているので、レーシングスタンドを掛けます。次にフロントスタンドを掛けます。
カタナの場合、フロントスタンドを掛けるには、フロントカウルを外す必要があります。カウル下側の左右にあるフィンが、フロントスタンドに当たってしまうからです。
サイドのカバーを外してから、フロントカウルを外します。
ブレーキキャリパーを外してからホイールを外します。次にフロントフェンダーを外し、フロントフォークを抜き取ります。
トップキャップを外して、スプリングを抜き取ります。スプリングを抜く時は、オイルがかなり垂れるので、オイル受けの上で抜くようにします。
前回のオイル交換から6,000km走行なので、オイルの汚れは少ないです。これくらいの距離で交換した方が、汚れが溜まらないので良いと思います。
しっかりとオイルを抜いたら、新しいオイルを入れます。抜けたオイルの量を測っておくと、入れるオイルの量の目安になります。エアが抜けるまでインナーチューブをストロークさせたら、油面高さを測って調整します。
トップキャップの取り付けは1人でもできますが、2人でやれば簡単に取り付けできます。何事も1人で苦労するよりも、手伝ってもらう方が簡単に短時間で作業が行えます。
ハンドルがトップブリッジに固定されているので、フロントフォークを抜いても、ハンドルをぶらぶらさせることが無いのが良いですね。
フロントフォークを取り付けたら、フェンダーを取り付け、ホイールを取り付けます。デイトナさんのホイール脱着サポートを使うと、片手でホイールを持ち上げる必要が無いので、驚くほど簡単にホイールを取り付けできます。
この商品、リアホイール用って書いてありますが、フロントホイールにも応用できます。
アクスルホルダーのナットの本締めは、フロントスタンドを外して、車重を掛けた状態で締めます。
あとは、キャリパーを取り付けたら終了です。キャリパーは、作業中ホースでぶら下げたままにするのではなく、ひもで吊っておくとか、台の上に乗せておくなどしましょう。