CB1100Rの車検整備をしています。エンジンオイル交換ですが、抜けたエンジンオイルの量を測りたいので、目盛りの付いた容器で受けます。普通はドレンボルトから抜くだけですが、オイルクーラーホースも外すと、さらに300cc~400ccほど抜けてきます。

1100Rはオイルクーラーが大きいので、オイルクーラーからも抜いた場合は、入れるオイル量は4.5Lくらい入ります。

 

ブレーキフルードは2年で交換するのが無難ですので、必然的に車検毎の交換になります。

当店では、ただフルード交換をするだけでなく、ブレーキパッドを外してのキャリパー清掃、ピストンの揉み出しを行っています。

 

これはリアの純正キャリパーですが、2個のピストンが均等に出てきません。清掃、グリスアップをして何回か揉み出しをやると、2個均等に出てくるようになります。

 

これは、パッドピンとパッド側面が当たるリテーナーです。

結構汚れるものなので、しっかりと清掃してパッドと接触する部分には固めのグリスを薄く塗布して、段付き摩耗を防ぎます。

 

パッドはブレンボ製です。純正キャリパーに対応したパッドがラインアップされていて、フロント用とリア用があり、リア用はコントロール性に優れています。

 

ブレーキフルード交換は、ワンマンブリーダーを使っています。エアーで負圧を発生させて、フルードを抜き取ります。

 

リアショックはオーリンズですが、今回オーバーホールすることにしました。オーバーホールしている間は、車体を支えるために純正のショックを取り付けておきます。

オーリンズなどのスペシャルショックは、純正ショックよりも頻繁なオーバーホールが必須です。オイルが漏れたり、ガス圧が低下してからオーバーホールするよりも、予防整備的に早めにオーバーホールする方が、常に最高の性能を維持できます。

 

チェーンとホイールも清掃してワックスがけをしました。ブーメランコムスターのホイールは、塗装ではなくアルマイトされています。汚れを放置すると湿気がたまり点錆が出やすくなるので、まめな清掃とワックスがけが大切です。

 

これは何をしているのかというと、点火時期の点検です。点火時期は1年毎の点検が義務づけられています。ボルトが緩まない限り、点火時期がずれることはありませんが、もし進角側に大きくずれると、ノッキングが発生するので注意が必要です。

※この車両は、純正の点火系ではなくウイニングランのデジタル進角に変更されています。

 

当店は認証工場ですので、特定整備記録簿に基づいて車検整備を行っています。

かじ取り装置、制動装置、走行装置、緩衝装置、動力伝達装置、電気装置、原動機といった具合に、点検項目は車両全体に渡ります。これだけの項目を点検整備しますので、時間がかかります。当店の整備方針は、早く、安くとは対極にあると言えます。愛車をしっかりと整備したいという方、ぜひ当店の整備を実感してみてください。