バイクって4月1日以降に登録すれば、その年の自動車税が免除されるから、この時期の車検が多いです。
ちなみに、一昨年までは車検(継続検査)は有効期限の1か月前からの受験でしたが、昨年4月からは2か月前から受験できるようになりました。
当店の車検整備は、通すだけの車検はやっていないので、24か月点検をしっかりと行います。スパークプラグが白金プラグでない場合は、外してチェックする必要があります。なので、当然ながら燃料タンクを外すため、写真のようなアッパーカウルだけの状態まで外装を外します。
スパークプラグを外したついでに、圧縮圧力の測定を行っています。測定値が4気筒揃っていることが重要です。
キャブレターの同調調整をしばらくやっていなかったということなので、確認しています。基準値内でしたが、ドンピシャになるまで合わせます。同調が合うと、アイドリング時のクラッチのゴトゴト音の低減に効果があります。
点火時期の確認も、24か月点検の項目にあります。
点火時期は合っていましたが、スパークアドバンサーの突起とスチールコアの突起のクリアランスが基準値を大幅に超えて広かったです。今まで普通に走っていたので、大きな不具合はないのですが、こういうところを一つずつ整備していくと、それが積み重なって調子の良さを体感できるようになります。
ブレーキ整備ですが、まずはスタンドを掛けてタイヤを浮かせ、手でタイヤを回します。押し引きの時に、少し重かったのですが、タイヤの回り方が悪いです。これはキャリパーが引きずっている証拠です。
キャリパーを外してスライドピンを押してみましたが、びくともしません。これでは、浮動式キャリパーは引きずって当然です。さらに、ブーツが破れており、スライドピンはグリス分が全くありませんでした。
リアキャリパーを外す時は、純正マフラーの場合、下側のボルトが抜けません。キャリパーを外してから、ボルトを抜きます。無理に抜こうとすると、サイレンサーに傷を付けるので注意しましょう。
ピストンが均等に出てこないので、清掃ともみ出しを行います。
清掃ともみ出しをやるとやらないとでは、ブレーキフィーリングが大違いです。具体的には、軽い力でスッとブレーキが効くようになります。ピストンを押し出す抵抗が減るからです。
この車両は、オーナーの好みでシリコン系のブレーキフルードを使っています。塗装を侵さないというメリットがありますが、普通のフルードから変更する場合は、ブレーキラインの徹底的な清掃をしてからにしましょう。
CBの弱点といえばここです!
アンチダイブブーツの破れです。ブーツが破れていたら車検には通りません。
このブーツ、2年と持たずに破れることがあるので、ホンダには情報提供をしてあります。改善されることを望みます。













