これはよくある話ですね。

 

「今日の授業は簡単だった。すごくわかりやすかった。」なんて言いながら子どもが塾から帰ってきます。

「じゃあ、すぐに宿題をやりなさい!」

保護者のみなさんもうすうす気付いているのだと思います。本当に理解しているのかと。

 

ところがやらせてみると、解けない問題が出てきたりするのです。

授業で習っていない問題はしょうがないとしても、習ったはずの問題が解けないというのです。

ノートを見てみるととりあえず板書は写してきているようです。

これはいったいどういうことなのでしょう?

 

「ウチの子はアホなんでしょうか?」

 

 

原因を考えてみましょう。

 

1.授業を聞いていない

 

これはありがちな話なのですが、生徒の多くはノートを取ることに全力を注いでいて、あまり話を聞かない傾向にあります。

「ノートを取る=授業を聞いていた証拠」みたいなところがあって、ノートを取っていないと家に帰って怒られたり、ある種の敗北感を感じたりするようになってくるのです。

 

塾の先生もすべてを板書で済まそうとすると大変な量になるので、覚えておかないといけない大事なポイント、図や式、計算などはかならず板書しますが、それ以外の説明は言葉で済ませてしまうことが多いです。

昔は補助プリントを出したりしていたのですが、近年はそういう講師の差が出るような行為は禁止されるようになってきました。

授業内容も指導指針というのがあって、どの講師が教えてもだいたい同じになるように決められています。

 

では、ベテラン講師は何が違うのかというと、説明が上手かったり、例えが上手かったり、間のとり方が上手いのです。

生徒がノートを取り終えるのを待ってから説明したり、先に説明してから板書したり、常に生徒の様子を見ながら時間調整をしています。

それでも遅い人はいるので、そういう人がギリギリ写し終えるまでは待つのですが、多分話は全然聞いていないだろうということはわかります。

さっさと写し終えて暇そうにしている人もいるので、時間調整のために雑談(関連する豆知識等)を入れたりするのですが、案外みんなそっちの方をよく覚えていたりするものです。

 

 

2.わかったつもりになっている

 

聞いたときはわかるのに、自分で解こうとするとわからない。

心理学用語では「熟達の錯覚」というそうです。

つまり、わかったつもりになっているということです。

 

難しい問題を解いているのは先生で、生徒はそれを見ているだけです。

 

例えばスポーツ中継とかで、解説者の説明を聞いているとすごくわかりやすいということがあります。

でも、それは解説者の説明が上手いのであって、それを聞いた人がわかった気になっているだけなのです。

「じゃあ、やってみて」とか言われても「そんなの絶対無理」なわけです。

 

錯覚を起こす原因の一つが「先生の教え方が上手すぎる」ことなのかもしれません。

生徒のモチベーションを下げないために、難しい問題であっても「簡単に解ける」というイメージを刷り込むからなのです。

 

 

 

ドラえもん (第9巻「ジ~ンと感動する話」)

 

「すごい話がある」というから聞いてみたら、全然すごさを感じないという経験はあると思います。

それはその人の説明能力の問題なのかもしれません。

 

 

でも、説明するのって本当に難しいんですよ。

今、なるほどと思った人もいるかもしれませんが、それを誰かに説明しようとするとのび太になってしまうかもしれません。

 

で、宿題の問題を自力で解き直すのも同じくらいの理解度が要求されます。

 

 

 

 

どうしたらいいのか

 

自力でどうにかさせてください。

なるべくノートも解説も見ないで、記憶だけを頼りに解かせるのです。

ある程度時間を掛ける必要があるかもしれません。

正解出来ないかもしれません。

まずは取り組んでみて、10~15分くらい考えてもどうにもならないときにはじめてノートや解説を見ましょう。

 

自分で教えようとする保護者もいると思います。

しかし、それは根本的な解決にはなっていません。

親が解いたところで、親の学力が上がるだけなのです。

 

そんなことをしたらテストが酷いことに…と思うかもしれません。

あるいは睡眠不足に…。

遊ぶ時間が…。

 

そういう目にあうことがわかっていれば、次の授業のときはもう少し考えて聞くようになるかもしれません。

そうならなかったらまだまだ追い込みが足りません。

 

 

大手塾の講師には見習い期間というのがあります。(塾によります)

ベテランの先生の授業を見学したりするのですが、上達するコツは「自分が授業をするときはどうするか」を考えながら聞くことです。

そこでもっとうまく説明できるようになってやろうと思う人は話の上手い講師になれると思います。

その結果、わかったつもりになる生徒も増えるのですが…。

 

 

全然わからない問題でも、何回か解き直していたらそのうち出来るようになります。

出来るようになった瞬間に「こんなの簡単!」とか調子に乗るようになります。

調子に乗っている奴にはさらに難しい問題をやらせます。

それを繰り返しているとそのうち最難関レベルに到達します。

※言うのは簡単ですが、長い時間が必要です。

 

 

 

さあ、わかったつもりになったところで宿題をやらせてみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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