宿題でわからないところがあったとき、「よく考えなさい」という人がいます。

それでどうにかなるのならいいのですが、どうしてもわからないときはもう考えてはいけないのです。

 

よく塾では「5分考えてわからなかったら飛ばしなさい」とか、ノートや解説を見なさいとか、質問に来なさいとかいいます。

特に難しい問題については授業中に「この問題は解かなくていい」などと指示することがあります。

その問題に時間をかけたところで、得られるものが少ない(テストには出ない)、あるいはこのクラスのレベルでは実力的に無理だろうという判断です。

 

もちろん、保護者のみなさんの言い分もわかります。

わからない問題を自力で考えることで実力をつけさせたいとか、本人の気が済むまでやらせたいとか、出来るまでやることで力が付くのだという考え方もあります。

それで宿題を終わらせるだけの時間が確保できるのであれば、好きなだけやるといいと思います。

しかし、多くの場合は時間が足りなくなります。

どこかで何かを諦める必要も出てくるのです。

問題を解くのを諦めるのか、休憩時間や睡眠時間を諦めるのか、それはみなさんの自由だと思います。

 

 

しかし、テストにおいては「考えたら負け」です。

それが思考力を問う問題であっても、考えるということはリスクなのです。

 

例えば、将棋や囲碁の対戦では持ち時間というのがあります。

その時間内であれば「長考」することが可能です。

長考に好手なしとも言われていますが…。

 

テスト時間も限りがあるので、時間内にどんどん問題を解いていかなければなりません。

解ける問題をすべて解き切って、どうしてもわからない問題に残った時間を充てるというのはありだと思います。

となれば、前半でどれだけ早く解くかがポイントとなります。

 

塾のトップレベルの生徒がどのように解いているかご存じでしょうか?

例えば50分のテストだとすると、前半の25分くらいで全体の8割くらいは解き終えています。

あと3~4問残っているわけですが、そこから長考に入ります。

1問あたり5分くらいかけてじっくり考えるのです。

行き詰ったら見直しをしたり、違う問題に移ります。

ミスをしていた問題にも気づいて、残り10分くらいで9割は仕上げてきます。

そこからあと1~2問をどうやって正解するか、出題者との戦いです。

 

失敗する人に多いのが、前半の問題で時間がかかりすぎるというパターンです。

これは出題者が仕掛けた罠ですね。

大問2番あたりにちょっとだけ難しい問題を入れたり、逆に最後の問題が簡単だったりするトラップです。

前半で長考したら確実に「詰み」ですね。

 

そういう問題で引っかかるのは、ふだんから時間を気にせずに問題を解いているという人に多いです。

すぐに熱くなる人、かけた時間を取り返そうとする人、前半の問題を全部解かないと気が済まない人、みんなトラップに掛かります。

 

 

「考えている時間」というのは客観的に見ると動きが止まっている時間です

PCやスマホで読み込みに時間がかかって、矢印とかがクルクル回っている状態と一緒です。

本人は考えているつもりですが、実際には何も進んでいません。

「これには数分かかることがあります」なんて言っている場合ではありません。

 

なぜ試験中に考える必要があるのかというと、解き方がわからないからだと思います。

もしくはやり方が思い出せない(ちゃんと覚えていない)、「ど忘れ」などが原因かもしれません。

「ど忘れ」の場合、さっさと次の問題に進んでしまえば途中で急に思い出すこともあります。

そこで焦って考え込むと余計思い出せなかったり、それが癖になってくる可能性もあります。

 

つまり、問題を見た瞬間に解き方がわからない、暗記問題なら答えが思い浮かばない、その瞬間「負け確定」なのです。

そこで考え込んだところで時間とエネルギーを無駄に消費するだけです。

勝負はテストを受ける前にほぼ決まっていると考えるべきです。

特に復習テストのような出題範囲や問題パターンがわかっているテストは、家を出るときにほぼ結果が決まっているようなものなのです。

それが公開テストなどの実力テストになると急にそれが理解出来なくなる人がいます。

その場で考えてどうにかしようというのはどう考えても無茶です。

 

 

子どもがよく言うセリフ

「時間が足りなくて解けなかった」

時間が足りなくて解けなかったのではなく、解けなかったから時間が足りなくなったのです。

 

「焦って解けなかった」

これも同様に、解けなかったから焦ったということですね。

 

「あと5分あれば解けた」

その5分をどこかで無駄に浪費しているということです。

 

 

 

 

最大の原因としては、

単純に言うとテストに慣れていない、あるいはテストへの取り組み方をわかっていないということだと思います。

塾でも「時間配分」とか言われますが、それはどの問題を先に解くかという話ではないのです。

 

 

テストというのは制限時間内になるべく多く点数を取る勝負です。

一般的に前半は難易度の低い問題が多く、後半になると難易度が上がります。

正答率なんていうのはテストが終わらないとわからないものなので、ある程度自分で問題の難易度を判断できるようになっておかなければなりません。

どの問題に何分かけられるか、どの問題を飛ばすかといった判断を瞬時にできるようにしておきたいところです。

 

普段からそういう練習をしていなければ安定して高得点を取るのは難しいと思います。

頑張ってるのに成績が伸びないという人は、今のやり方では限界に来ているのかもしれません。

 

そういうことを考えないといけないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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