成績をアップするためには勉強時間が必要だというのは前回の話です。
でも、勉強時間を増やせば簡単に成績が上がるのでしょうか?
これは質問の仕方がよくありません。
そもそも勉強時間を増やすのが簡単ではないのですから、仮に勉強時間を増やしただけで成績が上がったからといって、それが簡単だとは言い難いです。
百万円貯まる貯金箱をいっぱいにするにはどうしたらいいかと聞かれて、500円玉を200枚用意すればいいと言っているようなものです。
今回の話は、すでに500円玉を200枚用意した状態から始まるお話です。
どうすればいいかわかりますよね?
そうです。500円玉を全部貯金箱に入れていけばいいのです。
何を勉強すればいいのか
毎週のように宿題を頑張ってやっているのに、成績が上がらないと悩んでいる人が多いかと思います。
みんな同じようにやっているので、なかなか自分だけ成績を上げるというのは難しいのです。
それでも学力は確実についているので安心してください。
例えば、4年生からずっと偏差値50をキープしているというひとでも、6年生の偏差値50は4年生の偏差値50より学力は高いですし、5年生の偏差値50にも負けることはないと思います。
仮に1学年下の公開テストを受けたとしたら、1年前よりいい成績が取れると思います。
だから、少しでも早く入塾した方がいいと言っているのです。
では、今何をすればいいのか考えてみましょう。
公開テストの偏差値は、公開テストの点数で決まります。
少しでも高い点数が取れるようになれば、自ずと偏差値も上がるのです。
そのためにはテスト対策、もしくは少しでも公開テストを意識した勉強が必要になります。
宿題だけ猛烈にやり込んでいったとしても、その効果が出てくるのに1年くらいは掛かってしまうのです。
テスト勉強というのはテストの出題範囲をやり込んでいくのが基本です。
中学以降はそれが学校の勉強の基本スタイルになっていきます。
塾の公開テストの出題範囲がわかっている場合は、その範囲を徹底的にやり込んでいけば、全くやっていない状態と比べて有利になるはずです。
範囲が公表されていない場合は、既習範囲のすべてが出題範囲となります。
算数の場合はカリキュラムが毎年スパイラルしているので、過去1年分くらいの範囲をすべてやり込めば良いでしょう。
理科、社会は各分野の出題比率がだいたい決まっていると思いますから、それに合わせて調整しましょう。
「前回この範囲が出たから来月は出ない可能性が高い」とか言っている人はその先のことを全く考えていないのでしょう。
というわけで、お勧めする学習範囲は「既習範囲のすべて」です。
だいたい1年分くらい遡って、現学年になってから習った範囲は現学年の分をやればいいでしょう。
そうすると、1科目あたり講義数で40前後になるかと思います。
1回分が30分で出来る人は合計20時間、1時間掛かる人なら合計40時間です。
毎日1講義分ずつやれば40日で、2講義分ずつやれば20日で終わります。
2科目だと1日あたりの勉強量が2倍、あるいは終わるまでの期間が2倍になります。
どこに照準を合わせるのかよく考えてスケジュールを組みましょう。
来年度のクラス替えに影響が出るのは、12月と1月の公開テストです。
理想としては12月の公開テストまでに1周、冬休みをフルに活用して1月の公開テストまでにもう1周ですね。
偏差値50未満の人は、テキストの基本問題をひたすら全問解いていきます。
応用問題もやりたいというのであれば、先に基本問題を1周してからの方が学習効率が高くなります。
ただし、応用問題の周回に入ると難易度が急に上がるので挫折しやすくなります。
そのときは一旦諦めて基本に戻りましょう。
偏差値50台の人は、基本問題を先に1周、次に応用を1周すると効果的です。
ただし、1日1つずつやっていると1周するのに3ヶ月くらい掛かってしまいます。
最高レベル特訓などを受講している人は、通常テキストが終わってから周回しましょう。
偏差値60台の人は基本・応用・発展の3段階、そして最高レベル特訓と順に周回していくのがいいと思います。
易しい問題から手をつける理由は、単純に公開テストの出題頻度が高い順だからです。
毎回80点以上取れているという人で、正答率が高い問題は絶対に間違えず、テスト時間にも余裕がある人に限っては基本問題を飛ばしてもいいと思います。
ですが、そのレベルの人が基本問題1講義分に掛かる時間は15分くらいですから、それほど時間を節約できるわけではありません。
「全範囲の復習テスト直しをやっているんですけど」と言ってくる人がいます。
どうやらテキスト全問はやりたくないようです。
でも、その結果が今の成績で、それに満足していないのであればそれではダメなのではないでしょうか?
復習テストはテキストの問題の抜粋です。いわゆるサンプル調査というタイプですね。
つまり、無作為に取り出したサンプルのうち20%がダメだったとしたら、全体の20%もダメだろうという予測が出来ます。
「え?検査だけして終わりですか?」
これが食品とかだったら、1つでも問題があったら全部調査することになると思います。
鳥インフルとか豚熱だったら全頭殺処分ですよ。
それを何も考えずに灰色のビニール袋みたいなのにぐちゃっと詰めて発送するみたいなことをしていて成績が上がるわけがありません。
※そういう人ほどテキストを全問解くのが効果的です。
多分、夏休みに習ったこともすでに忘れている時期だと思います。
定期的に復習を繰り返していないと結局元の成績に戻ってしまいますよ。
すぐに計画を立てて始めましょう。
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