夏休みが近づいてきました。
受験学年である6年生にとっては最も大事な時期と言われています。
将来的に国立大学とかを目指している人も多いと思いますが、実際に中高一貫校から国立大学に進学した人たちの話を聞くと、人生で最も勉強したのは”小6の夏休み”と答える人が多いです。
「大学受験のときでもそこまではやらなかった」と言います。
そんな夏休みが近づいてきたのです。
子どもの体力が心配
毎年、この時期になると「子どもの体力が心配」という声が上がってきます。
特に6年生の保護者です。
おそらくは塾の説明会で夏期講習期間の予定を聞いてきたのでしょう。
大手塾はだいたいどこでも夏期講習期間中は毎日朝から晩まで拘束されます。
特に最難関志望ともなると休みの日はほとんどありません。
そこで、子どもの体力が心配になるのでしょう。
おそらくは感情移入とか、人の気持ちを考えるのが得意な人たちだと思います。
スケジュールを見て、それを自分に置き換えて考えるのでしょう。
「体力が持つかな?」
と、40代の体に置き換えて考えるのです。
「無理!」
と思った人はこの機会にトレーニングなどを始めましょう。
「大人の階段」をすでに登り切っているみなさんは、この先ずっと「大人の廊下」が続いているのです。
夏の怪談よりも怖いです。
何もしないでいると恐ろしいほどフラグが立ち、回避不能なイベントが次々と発生します。
すでにいろいろ始まっている人もいると思いますが、今はまだ序の口です。
そんなことないと思っている人も、そう思える日がいずれ来ます。
(中略)
小学生の体力を舐めてはいけません。
今現在、大きな病気もなく普通に小学校に通っている人なら何の問題もありません。
この時期はプールとかがあるので、塾でも疲れた顔をしている人も多いと思いますが夏休みに入ったら毎日塾です。
朝は小学校の登校時間より遅くなります。
普段なら小学校が終わったら家に帰って、そこから電車に乗って塾に移動するところですが、夏期中は基本的に移動はありません。
トータルの授業時間は長くなりますが、基本的に授業中やテスト中は座っているだけで、泳いだり走ったりするわけではありません。
ということは、小学校に通うことに比べて体力の消耗は少ないわけです。
夏期講習中は体重増加に注意
育ち盛りの人は体重の増加に注意しましょう。
勉強するにはエネルギーが必要なのはもちろんですが、多すぎるとそれが貯蓄に回ります。
朝から塾に行く人はお弁当が2つ必要になります。
昼と晩の2回分です。
夏場は傷みやすいので、夕方のお弁当はあとから親が塾に届けるという人もいるかと思います。
親の体力が心配ですね。
毎日続けていたら痩せてしまいそうです。
力をつけさせなければと思うあまり、給食より高カロリーになりがちです。
塾・教室によってはお弁当屋さんが来てくれたりとか、コンビニに買い出しに行けたりもします。
しかし、そういう弁当は大人向けのカロリー(やや多め)だったりします。
慣れてくると、家に帰ってからさらにもう一食という人も出てきます。
そんな生活を1ヶ月も続けると、軽く3kgくらいは増えたりします。
※基礎代謝の下がっている大人が同じ食生活をするともっと太る可能性があります。
2学期に入って学校が始まれば、カロリー消費量は増えるので自然と元に戻る可能性が高いです。
特に運動会が2学期に控えている人はそれほど心配はいりません。
冬休みにまた体重増加のチャンスが来ますが、入試が終われば落ち着きますし、中学に通うようになれば元に戻る可能性が高いです。
成長期と重なれば一気に背も伸びたりすることもあるので、無理に食事を押さえる必要はないと思います。
肥満が気になる人はご飯(炭水化物)の量を減らしましょう。
「疲れ」を訴える子どもが増えます
夏期のスケジュールを知った途端に疲れを訴える子どもが増えます。
特に下位クラスになるほどその割合が高いです。
どちらかというと、上位クラスの方が授業時間数も日数も多くて大変なのですが、下位クラスの方が「疲れた感」が強くなります。
早朝特訓(自習・質問受け)などの講座の受講率も下位クラスほど低くなりますし、夏休み中盤に差し掛かるとさらに出席率が下がってきます。
受験には体力が必要とも言われます。
そう考えると、上位クラスの子の方が体力があるのかもしれません。
では、体力がない人はどうしたらいいのでしょうか?
体力のことを考えて無理をしない方がいいのでしょうか?
休みや睡眠をしっかり取った方がいいのでしょうか?
もちろん、各家庭での考え方というのもあるかと思います。
今ある体力を維持して、温存したいのであれば無理のない範囲で頑張ればいいと思います。
学校選びでも(学力的に)無理のない範囲の学校を選ぶのがいいでしょう。
もっと体力をつけたいというのであれば限界のちょっと先まで頑張るというのが体育会系の基本です。
体を絞りたければ食事制限+有酸素運動、筋力をつけたければ筋トレで「追い込む」しかありません。
疲れるというのなら、疲れない体を作ればいいという考え方ですね。
家で「疲れた」を連発する子どもの教育相談を受けたりすることもありました。
しかし、私が塾で見ていたのは休み時間に元気よく走り回って職員から怒られている姿です。
そんなに疲れるのなら走るな、と。
単に勉強したくないから「疲れた」と言っているだけである可能性が濃厚です。
疲れたときはさらに頑張る(追い込む)のが最も効果的です。
教育相談
「この講座は取った方がいいのでしょうか?」と聞いてくる人は、「取らなくていいです」という言葉を聞きたいのでしょう。
もちろん塾講師は必要なものは必要だと言うでしょう。
必要なければ必要ないとはっきり言います。
学力的に無理だと思ったらコース変更を勧めます。
無理に受講させたからと言って給料や評価が上がるわけでもありません。
受講講座を減らしたいという背景には「子どもの反抗期」があったりします。
要は、子どもが受講したくない、塾ばっかりは嫌、勉強したくない、と駄々をこねているのだと思います。
親はそれに対応することに疲れてきているのでしょう。
※体力負けしている状況です。
塾では「これは受講してください」とか「夏は受験の天王山」とか割ときつめのことをいいます。
子どもを説得するのがめんどくさいときは「塾でこれをやれと言われたのだから仕方がない」と言ってあげましょう。
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