公開テストの結果を見て一喜一憂している人もいるかと思います。
いよいよ夏が近づいてきました。
ちなみに「夏も近づく八十八夜」といえばお茶摘みの時期ですが、立春から数えて88日目ということです。
今年は5月1日でした。
受験学年である6年生にとって、「夏は受験の天王山」と言われています。
夏休みの期間は府県、あるいは市町村によって異なります。
近畿圏はだいたい34日~42日くらいですね。
6年生ともなるとほぼ毎日塾に通う生活になるかと思います。
(特に男子最難関)
塾にもよりますが、通常授業+夏期講習+志望校別特訓、それ以外に公開テスト、合否判定、その他入試練習や模試などでスケジュールが埋まります。
6年生で最難関志望の場合、夏期講習・志望校別特訓が始まるまでに受講資格を取らなければなりません。
対象となる5月~6月の公開テスト、合否判定テストなどで基準の偏差値を一度でもクリアしなければなりません。
まだ取れていない人はどうにかしなければなりません。
ここで受講資格が取れないと、最難関を諦めなければならなくなります。
夏期の資格が取れている人でさえ、夏の間に9月以降のコース資格が取れなければ志望校変更を余儀なくされるのです。
夏休みに頑張ろうと考えている人も多いかと思いますが、夏期講習が始まると毎日宿題に追われます。
宿題を回すだけでも一苦労ですが、そこに復習を入れたりとか、過去問(20年本)をやろうなんて思ったら時間が全然足りません。
それだけ追い込んでも、周りもみんな同じことをやっているので成績を上げるのは極めて困難です。
(下げるのは簡単です。)
そう考えたら、夏にやっておきたいことは前倒しにするしかありません。
苦手単元の復習とか、5年生の復習、6年に入ってから習った範囲の復習なんていうのは今のうちに終わらせておくしかありません。
20年本はやらなくていいと塾は言いますが、それは日程的に無理だからということと、質問受けが出来ないというのが理由です。
直近の6年分は9月以降にやるとして、残り14年分を8月中に終わらせなければならないのです。
算数が2日間の学校なら28回分、問題を解いて丸付けするだけで約28時間かかります。
理科もやるとなると合計42時間かかります。
併願校1校分を追加すると1科目につき最低14時間かかります。
2科目で28時間、第一志望と合わせて70時間が必要となります。
これを夏休み中に全部やろうと思ったら、1日あたり2科目分(約2時間)必要となります。
それだけ頑張ってもまだ問題を解いただけですから、そこから復習をしなければ学力は伸びません。
今から始めた場合、1日1科目分(約1時間)をやるだけで夏期講習までに70時間は確保できます。
20年本がきついという人は近畿の中学入試標準編+発展編がお勧めです。
毎日1時間ずつやれば、速い人で1科目あたり1ヶ月くらいで終わります。
その頃には2025年度用が出るので、それを続けましょう。
5年生の復習をする場合を考えてみましょう。
1年間に通常授業でやる講義数は40~45くらいだと思います。
テキストの講義1回分の問題を全部解くのに1時間かかったとしても、45時間もあれば一通り解き直すことができます。
6年に入ってから夏期講習が始まるまでに20回分進んだとしても、合計65時間ですから1日1時間で追いつくことが出来ます。
これは1科目の場合なので、2科目なら毎日倍の時間が必要になります。
最難関向けの特訓講座を受講していた人はその分もやっておきたいところです。
毎日2時間くらい掛ければ夏までには終わる計算になります。
これは実際に最難関校に合格した子の実体験に基づくペース配分です。
これをやれば絶対に合格できるとは言いません。
しかし、これくらいのことは上位層ならやっていると思っていいでしょう。
今から始めてもすでに周回遅れかもしれませんが、トップ合格を目指すのでなければまだ間に合う可能性はあります。
5年生以下の場合
今から始めておけば6年生のときにかなり余裕が出来ます。
といっても、成績が上がればさらに上を目指すことになると思うので、実際のところ余裕はなくなります。
少しでも上に行きたければ、それだけ助走が必要だということですね。
将来への「積み立て」だと考えるといいと思います。
無料相談受け付けています。
生徒は若干名募集中です。
夏までに成績を上げたい方、気軽にご相談頂ければ気軽にお返事させて頂きます。
コメント、メッセージ機能を利用するためにはAmebaの会員登録が必要です。
メールアドレスがあれば簡単に作れます。
Google、Yahooなどの外部サービスでも登録できると思います。
更新のお知らせを受け取りたい人はフォローしてください。
●アメンバー申請はこちらから。
封印されし過去ログ(黒歴史?)を読むことが出来るようになります。
アメンバー申請をした後で以下のメッセージを送ってください。
★ 自己紹介(塾名・教室名、学年・クラス、性別、志望校など)
★ ブログに対する感想や記事に関する要望などがあれば一言でも
メッセージはプロフィールページから送れます。
メッセージのない方は承認しません。