偏差値について その6 ~結局どれくらいの偏差値を取ればいいのか~ | 中学受験 玄人思考のブログ XII

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志望校にどうしても行きたいというくらい思いが強いのであれば、それを偏差値で示しましょう。

 

というわけで、ギリギリA判定ラインを狙うのではなく、A判定偏差値の2~3ポイントくらい上を狙うといいです。

なぜ2~3ポイントなのかというと、一応根拠はあります。

 

例えばA判定偏差値が60の学校を狙っているとしましょう。

偏差値60というのは塾全体の上位15.9%くらいになります。

しかし、合格できるのは少なく見積もってA判定全体の約80%です。

どう考えたとしても、同じA判定の中で偏差値が高い人の方が合格しやすいはずですから、少なくともA判定の中で上位80%以内に入ればもう少し合格可能性が高くなるのではないかということなのです。

 

15.9%の中の上位80%ですから、全体の12.7%以内ということになります。

偏差値62だと上位11.5%ですから、これをクリアできます。

 

同様に、

偏差値70の場合、2.3%×80%=1.84%ですから、偏差値71相当ということになります。

偏差値50の場合、50%×80%=40%ですから、偏差値53相当ということになります。

 

 

まとめると、

偏差値50台の学校なら3ポイント上

偏差値60台の学校なら2ポイント上

偏差値70台の学校なら1ポイント上

を目標偏差値とするといいということです。

 

ただし、

・6年生の9月以降の平均偏差値で考える

・最も低いときの偏差値がA判定偏差値を上回る

・最難関校を目指している場合は、算数の偏差値が目標偏差値を上回る

これを満たしていれば、合格可能性は90%以上になると思います。

 

難関校の場合、そもそも塾のA判定偏差値で合格率90%くらいの学校もあるので、そういう学校は1~2ポイント上なら安心できるかと思います。

どういう学校が当てはまるのかは塾によって異なりますから、塾で聞いてみてください。

難関校だと「この成績なら絶対大丈夫!」と言われることがよくありますが、本当にみんな合格しているのです。

 

 

 

何度も言いますが、A判定偏差値というのは崖っぷちなのです。

電車に例えると、ホームの先端に立っているような状態です。

もうすぐ電車が来ると言うのに、体が半分はみ出しているような状態を「ギリギリA判定」とか言っているわけです。

安全なのは黄色い線(白線)の内側です。

さらに一歩下がるとより安全です。

万一、そこで転んでも体がホームから絶対にはみ出さない距離というのが重要なのです。

 

ちなみに車の場合は停止線ですね。

一時停止でタイヤが停止線を越えたり、線を踏んでいたらアウトです。

赤い旗を持った警官が笛を吹きながらやってきてサインを求められたりする場合があります。

「停止線の手前で止まったら左右が見えない」なんて言い訳は通用しませんね。

一時停止してからちょっと前進すればいいのですから。

志望校選びもそれくらい慎重になりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

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