塾の先生に目をかけてもらう裏技 | 中学受験 玄人思考のブログ XII

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ブログ開設11周年を迎えました。

目をかけてもらうと言っても、集団授業の塾では原則として特定の生徒を贔屓することはありません。

そこを何とかしようと強めの要求をする人もいますが、それだと「腫れ物に触るような扱い」になってしまいます。

 

ですが、例えば「たまに声を掛ける」とか、「気に掛ける」とか、人間味のあるケアをして欲しいと思う人も多いでしょう。

それをあまりお願いするとちょっと「重たい人」になってしまうので、うまくやらなければなりません。

 

そこで裏技です。

あんまりみんながやり過ぎると効果が無くなります。

 

 

  教育相談

 

この時期に塾で相談することはあまりないかもしれません。

まだ、年度が始まったばかりですし、もうしばらく様子を見ようと思っている人が多いでしょう。

だからこそチャンスなのです。

 

今のこのタイミングで教育相談を申し込みましょう。

 

内容的としては、

・今後の勉強法

・成績を上げるためにどうすればいいか

・宿題のやり方、テストの点数のとり方

6年生なら、

・オプション講座について

・志望校選択、コース選択について

など。

 

正直何でもいいです。

ポイントは「教育相談(三者面談)を受ける」ことです。

各教科の担当講師に申し込むとより効果的です。

教室職員とか、担当外の講師に相談しても全く意味がありません。

 

 

まだ新年度が始まって2~3週目です。

この時期は講師もまだ全員の名前を覚えきれていないと思います。

前学年から持ちあがりの場合は除きます。

 

だいたい最初に名前を覚えるのは問題児、次に優秀児、それから特徴のある名前、最前列の生徒といった感じです。

いずれは全員の名前を憶えますが、その頃にはクラス替えがあったりします。

まだ、各自の学力(成績)も、正確も、学習状況もよくわかっていない状況で、授業も生徒の反応を見ながら手探りでやっている感じだと思います。

 

おそらくはこのタイミングで教育相談を申し込まれても、どの生徒なのかもわからない可能性が高いです。

もちろん、そんな状況なら授業中の様子を聞かれても何も答えられません。

教育相談だと成績資料を渡されるので、それには目を通します。

教育相談の日までに授業があれば、どの生徒なのかを確認し、授業中の様子とか宿題の様子などを必ずチェックするでしょう。

 

それが狙いです。

 

ゲーム用語では「タゲを取る」と言います。

タゲとはターゲットのことで、敵の注意や攻撃を自分に集中させることを「タゲ取り」と言います。

具体的には、戦闘が始まって最初に攻撃を入れるとか、目の前で目立つ行動を取るなどの行為を行うのです。

 

もちろん、塾講師に攻撃を加えたりすると後々ずっと恨まれる可能性があるので絶対にやってはいけません。

そうではなく、注意(や興味)を引き付けるのが目的です。

 

講師の立場からすると、最初に教育相談をした生徒はすごく印象に残ります。

授業中は生徒とじっくり話す時間もないので、教育相談をした生徒に対して親近感が湧きます。

成績資料を見て、志望校を聞いて、アドバイスをしているうちに責任感のようなものも湧いてきます。

それが、「何とかしてあげたい」という気持ちになれば作戦は大成功です。

 

クラス内で成績があまり良くない子の場合はさらにメリットがあります。

 

集団授業を進める上で必要なのが、基準となる生徒を見つけることです。

クラス内で平均より下くらいの生徒(複数)がターゲットとなります。

その生徒たちがだいたい理解出来るように詳しく説明をしたり、ノートを取り終えるまで待ったり、授業のペースを決める基準とするわけです。

テスト結果などを見て、だいたいこの辺という判断をするのですが、過去の成績や偏差値までわかっている生徒がいればそれは1つの基準点となります。

もっと出来る生徒にしたら授業は少し退屈かもしれませんが、そういう人は次のクラス替えで上に上がればいいだけです。

 

人間の心理として、まだよくわからない生徒たちよりも、一度じっくり話をした生徒の方が親しみを感じやすいのです。

授業の前後のちょっとした時間でも、近くにいたら様子を聞いてみたくなったりするものです。

 

生徒の立場からしても、一度教育相談をした先生なら質問もしやすくなりますし、親と繋がっているというイメージが出来るのでサボったりはしにくくなります。

 

 

 

注意事項

 

これはあくまでも一般的なケースです。

中には、「親が嫌い」という子どももいます。

教育相談で親と一緒になって説教してくる講師は「大嫌い」になる可能性があります。

 

また、講師も人間ですからあまりの態度を取られると腹が立つこともあるかもしれません。

「もうこの生徒の教育相談は二度と受けたくない」と思ったりすることがないとは言い切れなかったりするかも知れない感じです。

もちろん業務命令には逆らえませんから、教育相談を拒否することは出来ません。

しかし、たまたま忙しかったり、他の仕事と重なったり、体調が悪くなったりすることがある可能性がないとは言えません。

そういう事態にならないように注意しましょう。

 

 

 

塾に送り迎えをしている人であれば、授業のあとでちょっとだけ質問してみるとか、挨拶だけでもしてみるなんていうのも効果があります。

「差し入れ」とかは原則的に拒否することになっていますし、ちょっと「重い」かもしれませんからやめた方がいいです。

 

 

 

 

「目をかけてもらう」には「目につくこと」が大事です。(良い意味で)

 

 

 

 

※自己責任でお願いします。

 

教育相談が増え過ぎると講師の負担になります。

「ブログでそういう記事を読んだ」とか言わないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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