「たった1分で難問をスラスラ解けるようになる方法はありませんか?」
そんな質問を頂きました。
塾の上位クラスにもなるとみんな難しい問題をスラスラ解きます。
もちろんすべての問題を1分で解けるというわけではありません。
中には計算にものすごく手間がかかる問題、ひたすら書き出さないと解けない問題、解き方を知らないと手も足も出ない問題などがあります。
上位クラスであっても、復習テストのように30分で20題とか25題のテストで満点近い点数を取ろうと思ったら、難易度の高い問題を1問あたり1分程度で解けなければならないわけです。
どうやったらそんなことが出来るようになるのでしょうか?
ここで質問のポイントを整理してみましょう。
「たった1分で難問をスラスラ解けるようになる方法」を教えて欲しい
というのは、
・「たった1分勉強しただけで難問がスラスラ解けるようになる方法」を教えて欲しい
という意味ではないと思います。
もちろん、中には「計算の工夫」や必殺技を使うと数秒で解ける問題もあります。
しかし、どの問題にも使えるわけではありません。
となると、
・「難問を1分で解けるようになるための勉強方法」を教えて欲しい
ということでしょうか?
それとも、
・「難問をスラスラ解けるようになる方法」をたった1分で教えて欲しい
ということでしょうか?
この問題を解決するためにはいくつかの条件が必要となります。
目標:最終的にテキストの難問(発展問題、C問題、難しい問題など)を1問あたり1分で解けるようにする
条件1:出来るようになるまでの時間はいくらかかってもよいものとする。
条件2:どれだけ労力や費用を掛けてもかまわないものとする。
条件3:親子で協力し合うこと。
条件4:途中で投げ出さないこと。
条件5:逃げ出さないこと。
条件6:信じぬくこと。
ダメになりそうなとき、それが一番大事。
というわけで、やり方を1分で説明しましょう。
(1分以内に読み切ってください)
まずは解きたい問題を用意します。
塾の宿題でいいと思います。
STEP1
最初は時間を気にせず、1問ずつ順番に解いていきましょう。
解き方がわからないときは考え込まずに、授業ノートやテキストの解説を見ます。
それを参考にしながら解いていきましょう。
最終的には解き方を覚えないといけないので、最初から意識して覚える努力をしましょう。
テキストを眺めていても覚えられないので、解説の通りに自分でも図、式、計算を書きます。
どうしても理解できない問題があったとしても、とりあえずそのまま書き写してみましょう。
STEP2
今度は時間を計りながら問題を解いていきます。
小問1問あたり1分が目標ですが、いきなりは難しいのでまずはタイムを計りましょう。
1分以上かかってもかまわないので自力で解き切ります。
どうしても解けない場合は5~10分くらいで切り上げます。
もう一度、ノートや解説を写しながら解き方を覚えます。
すべての問題を自力で解き切れるようになるまでこの作業を繰り返します。
解けなかった問題だけやり直すのではなく、すべての問題を解き直します。
最終的に1分を切るためにはそれが絶対必要です。
すべての問題が自力で解けるようになったら次のステップに進みます。
STEP3
タイマーを1分にセットして問題に取り組みます。
大問ではなく小問1問を1分とします。
1分以内に解けなかった問題は、どこに時間が掛かっているのかを分析しましょう。
時間が掛かるからと図や式を省くのはお勧めしません。
素早くかけるように練習する必要があります。
傍から見て”手が止まっている状態”というのは、解き方を覚えていない証拠です。
もう一度ノートや解説を見て解き方を覚えましょう。
作業が多すぎてどう頑張っても1分切るのは無理という問題も存在します。
そういう場合は平均時間で考えましょう。
テキストの問題が10問あるなら合計10分で終われば良いものとします。
1問あたり1分以内で解き切れたら成功です。
ただし、数日経つと解き方を忘れたりします。
テストの日までは毎日繰り返した方がいいと思います。
1問1分で解けるわけですから、それほど時間は掛かりません。
宿題が全部で30問なら30分以内に終わるはずです。
終わらなかったらステップ3に戻ります。
ここまで頑張っても塾のテストで満点が取れるとは限りません。
テストの問題がテキストの数値替えとかなら簡単ですが、上位クラスになると満点対策として実力問題が入ってくることがあるからです。
また、上位クラスになるほどみんなテスト対策をしてきますから、クラス平均を超えるのも難しくなります。
STEP1が一番大変です。
どうしてもわからない問題はそのまま丸暗記するしかありません。
塾で質問出来るのはテスト直前とかなので、それから覚えるのでは間に合いません。
ですから、先に覚えておいてあとから理解するか、「理解は出来ないけど問題は解ける」ところまでもっていきましょう。
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