そろそろ来年に向けて塾を探し始めている人、あるいは将来的に塾に入ることを検討している人もいると思います。
文化祭シーズンですので、学校見学に行く人も多いかと思います。
いざ、塾に入ろうと思ってもなかなか一歩を踏み出すのは勇気がいるものです。
そこで気になるのが「塾には何年生から通えばいいのか」ということではないかと思います。
おそらく周りの人に相談しても、言うことがバラバラだったりするかと思います。
どこの塾がいいとか、何年生から通うべきとか、意見が割れるところです。
というのも、それぞれ目標(志望校)が違うからです。
生徒数の推移
「大手塾に入塾する人は何年生から通い始めるのか」を客観的に判断する方法があります。
それは塾に在籍する生徒数を調べるという方法です。
6年生の現時点での在籍者数を基準に考えるといいと思います。
というのも、大手塾では基本的にこの時期からの6年生の新規募集をしていないからです。
これから入塾を考えるという人は一度その塾で聞いてみるといいと思います。
自分の現在の学年の在籍者数と6年生の在籍者数をざっくりとした数字でいいので聞いてみましょう。
例えば4年生の場合、
(現在の4年生の在籍者数)÷(現在の6年生の在籍者数)×100 を計算します。
その値が70だったとしたら、受験生の70%が4年生の9月までに入塾しているというデータになります。
生徒数は学年が変わると多少変動する場合がありますが、それほど大きな誤差はないと思います。
私が過去にとある大手塾の生徒数を計算してみたところ、だいたいこんな値になりました。
一つの例として考えてください。
小6の在籍者数を100%とすると、
小1 約20%
小2 約25%
小3 約40%
小4 約75%
小5 約95%
ここから考えて、
小1入塾 約20%
小2入塾 約5%
小3入塾 約15%
小4入塾 約35%
小5入塾 約20%
もちろんその塾では新規入塾ではありますが、他塾からの転入塾等も含みます。
この数字だけで判断すると、
この塾では小4入塾が最も多いと考えることが出来ます。
その一方で、小3までに40%が入塾しているので、単純に考えて小4開始時点では学年の過半数が小3までの入塾となります。
小3開始時点でも学年の過半数が小2までの入塾ですね。
入塾のタイミングで考えると、
2月入塾が最も多く、次が春期講習を受講して4月からの入塾、夏期講習を受講して9月からの入塾というのが比較的多いですね。
タイミング的に一番少ないのは11月~12月で、この時期になるとおそらく新年度からの入塾を勧められると思います。
学年の終盤に入ってからの入塾だと授業についていけないというのが最大の理由です。
一般論
将来的に目指している志望校が塾の偏差値で40台~50台前半くらいの学校であれば、小4入塾(2月入塾)で十分間に合うかと思います。
2月から新年度が始まるので、そのタイミングで入塾すればいいということですね。
小3までに入塾している人たちが学年の過半数ですから、偏差値50以上はそういう人たちが占めていると考えていいと思います。
とは言え、小3の後半に入塾した人はそこまで学力がついていない可能性もありますから、新入塾でも頑張れば偏差値50は取れる可能性は十分にあります。
最難関校を目指しているのであれば、一般的には小3入塾と言われています。
最難関校に進学できるのは中学受験者総数に対して約20%です。
単純に合格者数だけ考えるともっと多くなりますが、一人で複数校に合格する人がたくさんいるのであまり参考になりません。
ということは、学年全体で上位20%くらいには入らないといけないということになります。
上位20%を偏差値で考えると50台後半です。
小3で入塾した人たちの中で上位をキープしていけば、最終的に上位20%くらいに入れる可能性が高いと考えているのでしょう。
小1から入塾する人は将来的に灘を目指している人、洛南女子・西大和女子を目指している人、あるいはもっと先の目標として国立大学医学部を目指しているの割合がかなり高いです。
私立小学校、国立大附属小学校に通う生徒の割合も高く、親の職業も医師という人が多い気がします。
塾以外に習い事をしている人も多く、スイミング、ピアノ・バイオリン、そろばん・公文、バレエ、サッカーなど複数を掛け持ちしていたりします。
「低学年から勉強ばかりさせるのは…」なんて言う人もいますが、意外に低学年は授業数も少なく、算数・国語で週1回とかだったりするので、それほど勉強ばかりというわけでもありません。
灘志望の人は特訓講座も受講したり、あるいは特訓講座だけ受講するという人もいます。
塾の費用も他の習い事に比べたら「全然安い!」とか言われます。
最難関を目指す人の別ルートとして、小3まではしょうがく社に通って、小4から大手塾の上位クラスに入るというのがあります。
もちろん小3まで掛け持ちしている人もいます。
現時点で入塾を考えている人は、さっさと入塾してしまう方がいいかもしれません。
タイミングを逃すと2月まで待たなければならなくなります。
もちろん、この時期に入塾すると新学年になるまではかなり苦労する可能性が高いです。
しかし、その苦労の分だけ新入塾の人たちに対してアドバンテージを得られる可能性が高いわけです。
「上位クラスで入塾したい」という人は多いと思います。
ですが、2月まで待てば上位クラスに入れるということはありません。
上位クラスに入るためには「すでに出遅れている」という認識が必要ですし、追いつくための努力も必要なのです。
塾のカリキュラムで考える
小3で入塾しても大して難しいことをやるわけではないだろうと考えている人もいるかもしれません。
実際に何をやっているのかは塾のカリキュラムを見てみるといいかと思います。
例えば算数の場合、
小3で習うのは、大きな数・およその数、掛け算・割り算、小数、分数、平面図形、立体図形、数列、場合の数、文章題(植木算、つるかめ算、他)などです。
ちなみに分数、小数は小学校では高学年で習う内容ですね。
では、小4入塾の人はどうなるのでしょうか?
これらの内容を習うことなく進んでいくのでしょうか?
そんなことはありません。
小4でも同じ単元をもう一度学習します。
ただし、内容は少し増えます。
小5、小6でも同じ単元が繰り返し出てくるのです。
その度に少しずつレベルが上がり、入試レベルに近づいていくというシステムになっています。
では、小3で入塾するメリットは?
どうせ小4で同じことをやるのなら、小4入塾でも十分なのでは?
と思いますよね。
小4でもう一度小3と同じことをやるということは、逆に考えれば小3で小4(基礎)の先取りをしているということです。
小3で先に習っているのなら小4で同じこと(基礎)をやるのは簡単すぎます。
そこで、そういう子は上位クラスに行くわけです。
上位クラスはもう少しレベルの高い内容を扱います。
つまり、それは小5内容(基礎)の先取りになっているということです。
通常のクラスとは別に特訓講座を受講している人もいます。
特訓講座の内容は1学年上の応用レベルだと考えるといいと思います。
つまり、小3で特訓講座を受講していると、小4の応用レベルまで先取りしていることになります。
小4に上がれば最上位クラスに入ります。
そこで発展レベルを勉強しつつ、特訓講座では小5の応用レベルを先取りします。
で、小6スタート時点で小6の基礎・応用レベルはある程度出来上がった状態になるわけです。
そこで上位クラスに入り、特訓講座、志望校別コースを受講することで最難関レベルの勉強が出来るという流れになっています。
小4入塾だと、最難関を目指すトップ層と比べたら完全に周回遅れでのスタートということになります。
それでも3年間ありますから、全力で走り続ければある程度は追いつける可能性はあります。
しかし、トップ層もまた全力で走っていますから彼らに追いつくのはかなり難しいと思います。
ただ、小3までに入塾していてもサボっている子はたくさんいますから、そういう人たちを追い抜き続ければギリギリ最難関レベルには行けるかもしれないということです。
逆に考えて、それがきついというのがわかっているからこそ、最難関を目指す人は早めにスタートしているのだと思います。
一般論ですから当然例外もあると思います。
例外を目指すのであればそれもいいと思います。
本人にやる気があれば例外となる可能性が高いです。
やる気になってもらうために塾に通わせるという考え方もあります。
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※現6年生で志望校と現在の成績があまりに乖離している場合はお断りする場合があります。
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