算数・理科が得意で国語・社会が弱い人を理系タイプ、国語・社会が得意で算数・理科が弱い人を文系タイプと呼んだりすることがあります。

どちらかというと男子は理系タイプが多く、女子は文系タイプが多いイメージですね。

 

「ウチの子は理系タイプかも」

あるいは、

「ウチの子は文系タイプかも」

 

と思った人は今日が認識を改めるいい機会だと思います。

 

 

  理系・文系

 

理系とか文系というのは大学受験の話です。

医学部、薬学部、理学部、工学部などの学部が理系学部で、法学部、文学部、経済学部などの学部が文系学部です。

高校(普通科)に入ると選択科目の関係で文系・理系に分かれるかと思います。

 

ですが、高校入試までは文系・理系の区別はありません。

なので、今から文系・理系と分けてしまうのはちょっと気が早すぎます。

 

それよりももっと重要なことを覚えておかなければなりません。

 

中学受験を目指す人の多くは将来的に国立大学を目指しているのではないかと思います。

国立大学を受験するためには共通テストも受けなければなりませんが、受験科目が5教科だということを忘れてはいけません。

 

 

つまり、

算数・理科が得意で国語・社会が弱い人は必然的に「私立理系タイプ」になってしまうということです。

国語・社会が得意で算数・理科が弱い人なら「私立文系タイプ」ということですね。

 

国立大学を目指すのであれば、まず共通テストがあります。

2025年度からは「情報」という新しい教科が追加されるので、6教科8科目型になります。

 

理系の場合は

⇒ 外国語、数学ⅠA、数学ⅡBC、国語、地歴公民から1科目、理科から2科目、情報

 

文系の場合は

⇒ 外国語、数学ⅠA、数学ⅡBC、国語、地歴から1科目、地歴公民から1科目、理科から1科目(基礎から2科目)、情報

 

2次試験は東大・京大・名大などは4教科、阪大・神大などは3教科です。学部によって異なります。

 

 

というわけで、将来的に国立大学を目指しているのであれば小学校時点で「理系タイプ」や「文系タイプ」では困るわけです。

どう考えても、小学校の時点で国語・算数が苦手な人が共通テストをクリア出来るようになると聞かれたら、かなり大変になることが予想されます。

高校生になってから頑張って取り返すのか、それとも今のうちに苦手科目を失くしておくのか、そこまで考えておく必要があると思います。

 

ちなみに医学部を目指している人は、国語・社会でも国立文系志望の人たちに負けてはいけません。

大手予備校が出している大学入試の偏差値表を見たことがあると思いますが、理系・文系、あるいは国立・私立で受験する模試が異なります。

科目数も難易度も異なるテストで、受験者層も全く異なるわけですから、理系・文系の偏差値を比較しても全く意味はありません。

東大模試とかでも、受験していない人が偏差値表を見たところで錯覚を起こすだけなのです。

 

 

 

  男子は算数が得意?女子は国語が得意?

 

小学校高学年の男子と女子を比べると、女子の方が精神年齢が高いと言われています。

それが最もよくわかるのが言語能力の差かもしれません。

協調性の欠片もない男子に対して、女子は協調性の塊みたいなイメージがあります。

(※個人の感想です。 ※個人差があります。)

 

ですが、入試で問われるのは学力です。

精神年齢とか注意欠陥とか多動とかは関係ありません。

テストの点数がすべてなのです。

 

得意科目と苦手科目というのは多かれ少なかれ誰にでもあると思います。

偏差値で比べたときに、5ポイントくらい差があるのなら得意・不得意と考えてもいいと思いますが、その差が1~2ポイントだったり、たまに偏差値が逆転するとかいうのであれば、それは大した差ではないとも言えます。

さすがに10ポイント以上離れていると問題ですね。

 

で、算数が得意とか国語が得意という人は、偏差値帯で言うと40台~50台の中間レベルに多く存在します。

ですが、最上位クラス、最下位クラスになると科目によるバラツキは少なくなる傾向にあります。

 

実は算数の学力と国語の学力には正の相関関係があることがわかっています。

小中学校で実施される全国学力学習状況調査というのがありますが、その分析結果というのがこちらにあります。

 

 

昔のデータを見ていると、国語と算数のバブルチャートというのがあるのですが、国語の正答数と算数の正答数の相関図になります。

相関係数が0.6以上ありますから、国語の正答数と算数の正答数には相関関係があると言えます。

つまり、国語の成績と算数の成績は同じくらいになる傾向があるということですね。

グラフの形は右肩上がりの比例のグラフになります。

 

塾のクラス分けは4年生以上だと3教科の合計点になります。

そうすると、最上位クラスは3科目ともよく出来る人たちの集団になります。

最下位クラスは3科目とも出来ない人たちの集団になります。

真ん中のクラス帯が一番バラツキがあって、3科目のうちの2科目が得意な人が比較的上位に、3科目のうち1科目が得意な人が比較的下位に集まります。

 

で、真ん中辺のクラスの人たちだけ集めて相関図を作ると、国語と算数の成績は負の相関関係になってしまいます。

グラフの形は右肩下がりで、和が一定(x+y=a)のグラフみたいになるわけです。

これは3科目の合計でクラス分けしているからです。

 

そういうクラス編成は教育的な効果を考えるとあまり適してはいません。

同じクラスに算数が得意な子と苦手な子が混在するわけです。

同じクラスの上位と下位で偏差値10ポイントくらいの差があります。

国語や理科でも同様のことが言えます。

 

ではなぜ科目別にクラスを分けないのかというと、塾の時間割の都合とか、成績処理の都合とか、志望校別コースの選択などいろいろと手間がかかるからですね。

で、実際の入試も合計点で合否が決まるわけですから、科目による学力差があっても困るわけではないのです。

となれば、苦手科目は各自でどうにかするしかありません。

 

 

ちなみに最上位と最下位の偏差値は平均点や標準偏差の変動によって大きく変動するので、偏差値よりも順位で比較した方がいいと思います。

 

 

 

  結論

 

理系タイプの人は国語の勉強時間を増やしましょう。

文系タイプの人は算数の勉強時間を増やしましょう。

 

偏差値が科目によって大きく異なる人は科目別の勉強時間に偏りが見られる傾向があります。

単純に勉強時間の多い科目の成績が良く、少ない科目の成績が悪いというケースが多いということですね。

で、成績の悪い科目ほど苦手意識が強く、嫌いな科目になりがちで、勉強時間も少なくなりがちという悪循環が起こります。

逆に成績の良い科目は得意科目で、好きな科目になります。勉強時間も多くなりがちなのです。

 

勉強時間のバランスをうまく調節すれば、どの科目も同じくらいの偏差値になる可能性が高いです。

時間は掛かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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