みなさん宿題が回せていますか?

 

「宿題を回す」というのは中学受験業界で使われる用語です。

塾の授業が1週間ごとでなので、翌週の授業までに宿題を仕上げなければなりません。

それを各科目2回ずつこなしていくとなるとなかなかの勉強量になります。

そのペースを維持していくことを「宿題を回す」と言っているのです。

それが順調にこなせなくなった状態を「宿題が回らない」と言います。

宿題をやる回数は人によって異なりますが、回数よりも結果としてテストの点数が取れているかどうかが重要となります。

 

宿題が回らなくなる主な原因

・学年が上がって科目数が増えた

・学年が上がって宿題量が増えた

・クラスが上がって宿題量が増えた

・クラスが上がって平均点が高くなり、目標ラインが上がった

・特訓講座を受講して宿題量が増えた

・特訓講座のために遠い校舎に通う必要がある

 

 

4月以降になると、

・学校が終わる時間が遅くなって勉強時間が減る

・学校行事、部活、委員会などで時間を取られる

・学校の宿題が増える

なんていうケースもあります。

 

対策としては

・勉強時間を増やす

・処理速度を上げる

・受講講座を減らす

・クラスを下げる

・志望校を下げる

などが考えられますが、志望校を下げる方向で考える人は少ないのですね。

かといって勉強時間が増やせないので悩んでいるという人が多いかと思います。

もちろん、悩んでいても問題が解決することはありません。

 

悩んでいても問題が解決することはありません。

 

 

勉強時間が増やせない理由として、

・学校の帰りが遅い

・塾の帰りが遅い

・通塾時間がかかる

・塾の休みの日が少ない

・睡眠時間をしっかりとりたい

・体力がない、体が弱い

・集中力がない

・他の習い事がある

といった話をよく聞きます。

傍から見ればそんなのは甘えだと思うかもしれませんが、当人からすれば本当に限界だと思っているのでしょう。

限界というのは自己申告制なので、だったら自分の実力に合わせて志望校を下げるというのが最も合理的な考え方なのかもしれません。

そのまま何の対策もしなければクラス落ちしたり、受講資格を失ったりして自然と実力に合ったクラスに落ち着きます。

じっさいにはギリギリで残留する人の方が多いので、この先も状況はほとんど変わりませんし、塾のカリキュラムを考えると負荷はどんどん大きくなっていくと思います。

 

そんな中でみんなどうしているかというと、ここで必殺技の登場です。

必死で勉強した結果、多くの人が辿り着く勉強法です。

名付けて「リボルビング勉強法」です。

 

必死でやる必殺技ですから、その結果は言うまでもありません。

 

 

 

  リボルビング

 

英語で書くと”revolving”(形容詞)です。

語源は動詞の”revolve”で、「回っている」という意味です。

 

これだけ聞くとイメージ的に「宿題を回す」勉強法なのかなと思うかもしれませんね。

ですが、イメージして欲しいのは「リボ払い」です。

 

 

リボ払い(リボルビング払い)

クレジットカードの返済方法の1つです。

利用額に関係なく月々の返済額を固定する支払方法ですね。

 

通常の分割払いだと、利用額が大きくなるほど月々の返済額が大きくなります。

毎月の収入が決まっているサラリーマンの場合、返済額が大きくなると生活が苦しくなります。

そこで、リボ払いの登場です。

 

リボ払いの利息は年利15~18%と高めです。

 

限度額50万円、月々の支払い額1万円、年利15%、元利定額方式で50万円利用した場合の支払い例を考えると、

支払額は毎月1万円です。

単純に年利0%としても、完済までに50ヶ月(4年2ヶ月)掛かります。

年利15%だと、支払回数は80回(6年8ヶ月)で、手数料が30万近く掛かります。

※期間中新たに利用しなかった場合

 

結局は借金を先送りしているだけで、先送りした分だけ利息が掛かるということです。

普段からクレジットカードをよく利用する人の場合、割とすぐに限度額に達してしまいます。

月々の返済額が少ないから当然ですね。

 

 

リボルビング勉強法

 

さて、今回ご紹介させていただく勉強方法はこちらです。

学校、塾、習い事で忙しいみなさんにとって勉強時間を確保するのは至難の業です。

そこで、1日あたりの勉強時間を固定することでその負荷を制限する勉強方法になります。

 

例えば1日2時間と決めた場合、1週間で14時間の勉強時間が確保できます。

それを各教科の宿題に振り分けるわけですね。

それでは全然時間が足りない?

そういうこともあるかと思います。

そこで、科目によって優先順位をつけて時間を割り振ります。

優先順位の低い科目は勉強時間が少なくなるので宿題が終わらない可能性もあります。

 

学校や塾の休みの日があると、そこで不足分を取り返すことが出来ます。

春休みなど長期休暇のときには余裕をもって取り組むことが出来ると思います。

 

欠点としては科目によって復習テストの点数が取れない可能性があります。

これはあとから取り戻すことはできませんので、高い手数料を払ったと思って諦めましょう。

 

学年が上がるにつれて必要な勉強時間が増えてきます。

そこで毎日の勉強時間を増やすか、そのままで行くかで大きく分かれます。

 

そのままの勉強時間で行くと決めた場合、割とすぐに限度額まで行ってしまいます。

そうなったらそれ以上成績を上げるのは難しいでしょう。

その時点での勉強時間で辛うじて維持できるクラス帯に落ち着くことになると思います。

それでも大手塾のカリキュラムをこなしていれば下位クラスであっても合格できる中学校はたくさんあります。

偏差値が低くなるほど学校数は多くなるので、選び放題とも言えます。

もっと上を目指したいと考えるのは自由ですが、選ぶのは学校側なので思い通りにいくとは限りません。

 

勉強時間を増やした場合、復習テストなどのスパンの短いテストは割とすぐに結果が出ます。

成績が良ければクラスが上がりますし、それを数ヶ月継続すれば公開テストの偏差値も上がる可能性が高いです。

しかし、上のクラスになるとさらに負荷が掛かりますから、どこかで限度額に到達します。

最近成績が伸びないと感じている人は、限度額に達したと思っていいです。

 

 

リボルビング勉強法の最大の問題点は、リボ払いのようにいつまでも払い続けることが出来ないという点です。

最終的に6年生の1月が最後の支払い月だと考えるとわかると思います。

そこから逆算すれば、これから入試までの日数×1日の勉強時間=総勉強時間数を求められます。

 

最難関レベルの学校だと総勉強時間数が6000時間くらい必要と思ってください。

灘だと1万時間くらい。

偏差値40台の学校で2000時間程度。

 

今までの総勉強時間+これからの予定勉強時間の合計が限度額だと考えるといいと思います。

 

 

疲れたから休みたい、早く寝たい、もう無理、などと勉強を切り上げるのも自由ですが、その分だけ高い手数料を払うことになると考えた方がいいと思います。

で、手数料の分だけ志望校が下がると。

 

 

 

 

  勉強はコスト?

 

塾に通うにはお金が掛かりますから、これをコストだと考える人も多いと思います。

同じように、勉強すると疲れますからそれをコストだと考える子も多いです。

 

そういう人が辿り着く考えが「コストカット」なのです。

コストを下げればコスパが良くなると考えるからです。

で、「コスパの良い学校」なんていう煽り文句に釣られてしまいます。

 

ところが、トップ層の人たちはそうは考えません。

塾にかけるお金は先行投資で、長い目でみたら貯蓄のようなものだと考えるわけです。

勉強も積み立てれば積み立てた分だけ貯蓄が増えます。

入試なんていうのは結局、貯蓄量の勝負なので、蓄えたもの勝ちなのです。

 

それでもさすがに1日あたりの勉強量には限界があります。

そこで低学年からコツコツと積み立てているわけですね。

 

「ウチはお金がないから医学部なんて無理」という人も多いと思います。

しかし、そこをどうにかして医者になったとすると勤務医の生涯賃金は平均6億円です。

サラリーマンの生涯賃金の平均が2億円、業種によっては3億円です。

小学校入学から国立大学医学部入学までの12年間で差が生まれると考えた場合、1年あたり2500万円の差を生み出していると考えることが出来ます。

塾の費用が年間200万くらいかかるとしても、それを高いと感じるか安いと感じるかはあなた次第です。

 

そんなことを言われてもお金がない。

じゃあ、リボ払いで。